まなびぃすとセミナー【みんなでうたいましょう なつかしいメロディーを】の事業報告

開催日
2022年10月19日(水曜日)
開催場所
三重県男女共同参画センター 多目的ホール(三重県総合文化センター内)
開催時間
13時30分から15時30分まで
講師
阪野徹さん(三重県文化会館アドバイザー)
参加人数
103名
参加費
300円(資料代)

2019年以来、3年ぶりの開催となった「みんなでうたいましょう なつかしいメロディーを」。三重県生涯学習センターの数多くの講座の中でも息の長い人気の講座です。今年は定員を減らし、会場のレイアウトを変更するなど、感染症対策を講じた中での開催となりました。

講師:阪野徹さん(三重県文化会館アドバイザー)

この日みんなでうたうのは全22曲、四季に沿った構成に元気が出るような曲を加えた選曲であるとのこと。最初は『故郷』。「今日は歌いながら心のふるさとを思い出し、探してみてください」と講師より皆様に呼びかけがあり、講座はスタートしました。

この講座は講師による歌唱指導はもちろん、歌詞が生まれた時代や作者の背景などにも解説が広がります。『紅葉』では美しい自然の様子を「山のふもとのすそ模様」や「水の上にも織る錦」など着物に例えられていますが、これは奈良時代末期の『万葉集』の頃から続いていることであり、他にも島崎藤村は信州から上京した当時のひとり寂しい思いを『椰子の実』に重ね合わせ作詞したこと、やなせたかしは創作に行

職員によるフルート伴奏もありました(写真は最後の曲『Believe』)

き詰まっていた折、電球に手をかざしたところ、透けて見えた赤い血管に生命を感じ、『手のひらを太陽に』の歌詞が生まれたことなどを紹介くださいました。このように歌詞の意味や背景を知ると、いつもよりも上手に歌えているような気がします。そして何よりみんなで歌うとやっぱり楽しいです。会場の皆様は楽しんでいらっしゃるのでしょう、体が揺れているのが見えます。うれしそうな表情も印象的でした。

気が付けばあっという間の2時間、全22曲みんなでうたいました。「よく復活していただいた」「声がじゅうぶん出なかったが出すことがよかった」などうれしいご意見をたくさんいただきました。

来年もお会いできるのを楽しみにしています。

  • 感染症対策を講じて3年ぶりの開催
  • やさしく語りかけるような解説

  • 楽譜を見ながら歌います

参加者の声

  • 先生の詞の解説で歌についての心持ちがわかってきます。三年ぶりの開催嬉しいです。待っていました。ありがとうございます。
  • コロナによる文化事業が多く閉ざされ寂しく思っておりました。今回皆様方ご尽力で楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
  • はじめての参加。想像以上に親切な指導をいただき、とても楽しく歌うことができました。また、参加したいです。
  • 大変楽しく歌いました。歌の解説や優しい指導とても良かったです。子供の頃にタイムスリップしました。
  • 数年ぶりに参加。だんだん声が出なくなってきますが昔懐かしい曲に懐かしさが蘇って楽しい2時間でした。
  • 選曲、解説とても良かったです。フルートすてきでした。
  • 『虹の橋』は小学校の時、いつも歌っていました!今うたうと涙がいっぱい出てきます。
  • いつも懐かしい歌のご指導感謝しております。阪野先生ありがとうございます。いつまでも元気でいてください。