楽楽島唄塾 -奄美の島唄の世界へようこそ-の事業報告

開催日
2022年6月19日(日曜日)
開催場所
三重県文化会館 中ホール
開催時間
13時30分から15時30分まで
講師
川畑さおりさん(奄美島唄)
参加人数
295名
参加費
500円
講師
講師の川畑さおりさん

日本の古典芸能を楽しく学ぶ、楽楽(らくらく)シリーズ。今回のテーマは、奄美群島で歌い継がれている「島唄」です。2020年に開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で2年延期になり。やっと開催することができました。
講師は、喜界島の唄者川畑さおりさんです。
川畑さんは、9歳から島唄教室へ通いはじめ、国内外での演奏経験があり、数々のコンテストでも受賞されています。現在は地元の小学生に授業で島唄を教えられており、島唄の普及活動にも努められています。

講座の第1部、まずは、川畑さおりさんと、喜界島に行ったことがある生涯学習センター課長が喜界島や川畑さんの活動について写真を交えながら対談しました。
その後、川畑さんが島唄についての講演を行いました。
奄美の島唄は、「奄美大島」「徳之島」「喜界島」で伝わっており、沖縄民謡とは音階や発声方法が異なるそうです。また、各島や各集落の伝説や、生活習慣に基づく内容の歌詞が多いことから、 島唄を「シマ唄」とカタカナ表記で区別することもあることなど、説明されました。
演奏に欠かせない太鼓は「チヂン」と呼ばれ、馬の皮が貼られているそうです。

そして第2部では、素敵な歌声で島唄やオリジナル曲などを、それぞれの歌詞の意味や曲の背景などを解説しながら歌っていただきました。
途中、客席のお客様に、太鼓の伴奏をお願いする場面もあり、客席でも皆さんが手踊りをして歌に参加するなど、島唄の魅力を堪能した一日となりました。

対談
喜界島の美しい写真を見ながらの対談となりました。
講演
クイズ形式で島唄について学びました。
たいこ1
お客様に太鼓の伴奏をお願いしました。
たいこ2
最後の曲は早いテンポで、客席も手踊りで盛り上がりました。

参加者の声

  • 川畑さんの温かく力強い島唄が心に響きました。素敵なお話と唄を三重に届けてくださりありがとうございました。
  • 初めての奄美の島唄でしたが、良かったです。島の美しい自然と人々に育まれた心にしみる唄に触れられ本当に良かったです。これからも歌い続けてください。
  • 川畑さんの島唄と喜界島の写真がコラボし歌声に心が洗われました。課長さんとの体験対談が理解を深めたと思います。
  • 島唄についての背景等の解説があり、わかりやすくすごく良かった。初めて生のシマ唄聞かせて頂き感激ですありがとう!!