令和4年度人材育成講座(名張市)「“地域と図書館”再考」の事業報告

開催日
2022年6月8日(水曜日)
開催時間
13時30分から15時00分まで
開催場所
名張市立図書館
講師
林 千智さん(日本図書館協会認定司書、多気町立勢和図書館司書)
参加人数
20名
受講料
無料

令和4年度の名張市人材育成講座は、日本図書館協会認定司書・多気町立勢和図書館の林千智さんをお迎えし、林さんが考える地域と図書館の関係についてお話しいただきました。

講座の様子
講座の様子

講座で紹介された勢和図書館の取組事例は、多気町内全7つの小・中学校全てに学校司書の配置を目指した「学校図書館司書配置運動」、大豆をテーマに子どもと地域の大人を元気にする「勢和図書館 食農・伝承・手仕事プロジェクト おまめさんかなぁ」、コーヒーを片手に本やイベントを楽しむことができる「ほんとカフェ」の3事例。それぞれの取組において、図書館が何を目指していたかや実現にむけてどのように地域と連携していったかなどを説明していただきました。

また図書館は、風が行き交う窓であるともお話しされました。
「地域」という風が入り、混ざり、分け合う場である図書館。そこで、学び判断し、得た知恵や考えを共有することで一人一人の自立と共生が支えられます。図書館を通じて、私たちは世界とのつながりを実感することもできるのです。

講座の最後には「図書館ってこんなところ!」をテーマとしたブックトークを披露していただき、本日の講座を終了しました。

参加者の声

  • 地域の方々にもっと本を通して交流ができたらいいなと思いました。
  • 図書館の知らなかった可能性をいっぱい知れて名張の図書館もコミュニティのひとつとして学校とともに成長したらいいなと感じました。みそづくりなど体験や地域との連携素晴らしいですね。
  • 学校図書の大切さを学びました。私にも何か助けになるような事がないか、考える機会になりました。ありがとうございます。
  • 図書館は地域ともっともっとつながることができるということを感じました。学校図書館(小・中)に専門司書を配置する必要性を強く感じた。名張市にも是非配置してもらいたい。