令和4年度人材育成講座(志摩市・1回目)「生徒のみなさんに気づきと学びと繋がりを 読書と学びの機会を保障する図書館運営」の事業報告

開催日
2022年5月26日(木曜日)
開催時間
13時30分から15時20分まで
開催場所
志摩市立図書館
講師
井戸本 吉紀さん(三重県立津高等学校図書館 学校司書)
参加人数
19名
受講料
無料

令和4年度志摩市人材育成講座(1回目)は、「生徒のみなさんに気づきと学びと繋がりを 読書と学びの機会を保障する図書館運営」と題して、三重県立津高等学校図書館の学校司書、井戸本吉紀さんにお話しいただきました。
三重県立津高校図書館は、2021年に「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2021」の優秀賞を受賞した図書館です。講座では、津高図書館の実践事例をたくさん紹介していただきました。

「新入生オリエンテーションでの動画を使った説明」「三重県で活動する人にお話を聞く文化講演会の開催」「匠の部屋(共通の趣味をもつ学生をつなぐ取組)」「図書館での部活動発表会」「生徒の自宅に本を届ける取組」等々・・・どれも津高図書館で行われた取組です。
津高図書館の取組は校風(自主・自律)導き出された目標(「見つける」「学ぶ」「繋がる」のお手伝い)を主軸に考えられています。その企画内容も図書館司書だけではなく、教育相談の先生からアイディアをいただいたり、教職員から年度の授業方針などを聞き出したりと、学校全体で「生徒のために何ができるか」を考えて取り組んでいることも説明されました。

講座の最後には、「みんなで集まって話し合って無理のない範囲でやれることをやってほしい。そして、やったことは自信を持って発信していってほしい。」と結び、本日の講座は終了しました。

講座の様子。
講座の様子

津高図書館の実践事例だけではなく、配架の工夫や選書の工夫、図書館の案内パンフレットなどの作成における工夫なども説明いただきました。

ワークショップで気づいたことなどを共有
ワークショップの様子

ワークショップで気づいたことや何を取り入れていけるかをグループで共有しました。

参加者の声

  • 様々な事例報告をお聞きして色々な人の協力を得られるよう人とつながることが大事だと感じました。また利用者の人に本の感想を書いてもらい、おすすめ本を掲示するのはすぐできることだと思いました。
  • 外部との連携や協力要請でこれほど多彩な図書館づくりが可能と知ることができた。
  • 小中学校でも取り入れられることをやっていきたいです。一人でも多くの、1冊でも多く子どもたちに本が届けられるよう工夫していきたいです。
  • 様々なことに挑戦してみることの大切さを教えていただきました。生徒の好奇心がすごいとおもいますが、それも図書館など頼れる人間をはじめとした大人というよい環境があってのことだと思います。
  • 業務に役立てることができるアイディアをいただけてよかったです。仕事に対するモチベーションアップにつながります。