【オンライン開催】雲を愛する技術~雲研究者が伝える「雲との上手な付き合い方」~の事業報告

開催日
【オンライン】2021年11月7日(日曜日)【会場】2021年11月21日(日曜日)         (両日とも)13時30分から15時10分まで
開催場所
【11月21日(日曜日)会場受講】三重県文化会館レセプションルーム(三重県総合文化センター内)
講師
荒木健太郎さん(雲研究者・気象研究所研究官・学術博士)
参加者数
【オンライン】約200接続 【会場】36名
参加費
無料

今回のまなびぃすとセミナーは、映画『天気の子』の気象監修、著書『空のふしぎがすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑』で話題、Twitterフォロワー数(2021年12月1日現在)が28万人を超える話題の雲研究者、荒木健太郎さんにご自身の研究室(気象庁気象研究所/茨城県つくば市)からリモート出演いただき、11月7日(日曜日)はYouTubeライブ配信による「オンライン受講」、11月21日(日曜日)は、配信された録画映像を視聴する「会場受講」と2日間に渡って開催しました。

 

三重大学から撮影した伊勢湾の下位蜃気楼「浮島現象」

講座では、ご自身で撮影した写真を中心に雲の分類や防災・減災のヒントとしての雲について解説があり、三重県で実際に撮影した下位蜃気楼「浮島現象」についても紹介がありました。現在、各種サイトやアプリを使用することで、豪雨などの災害はかなり予測できるそうで、台風の時の天気予報で注意するキーワードとして①大気の状況が不安定②所により雷を伴う③竜巻、そして、気象庁が事前に会見を行うのは本当に危険な時だと注意を促されました。「防災」というとどうしても肩に力が入ってしまいがちだが、講師にとって雲は「素直で体を張って上空の状況を教えてくれる愛おしい存在」であり、キレイ、何かの形みたい…の先に自然と自分の身を守れることが理想なのでは?つまり、「観天望気」から「感天望気」となることが望ましいと締めくくりました。

11月21日(会場開催)の講座の様子

講座の後には、事前募集の質問にもたくさん回答いただきました。「うちの子は、『この湯気は雲といっしょなんだよ』と説明すると、『なんや、湯気か』と興味を持ちません。どうしたらいいでしょうか?」という問いには、「楽しさを伝えるためには、自分がいちばん楽しむことが重要だ」とご自身が楽しむ様子の映像を紹介しながら熱量を持って語られる姿が印象的でした。

国内は北海道から沖縄まで、海外はオランダからも視聴いただき、まなびぃすとセミナーのテーマである「まなびの扉は、だれでも・いつでも・どこでもノックできる。」を体現した講座となりました。

  • 講師・荒木健太郎さん

  • 質問にも丁寧に回答くださいました

  • 所長あいさつ(11月7日)

参加者の声

  • 興味深く拝聴いたしました。 こんな方法もあったのかと、採用嬉しいです。 年も重ねてきましたので、大変嬉しいです。 講座により、現場・WEB使い分けしたいです。 他の講座でも、ぜひお願いします。
  • はじめてオンライン受講に参加しました。 娘が荒木さんのすごすぎる天気の図鑑を読んでおり、天気に興味がある中で、タイミングよく、この講座を見つけました。 オンラインでしたが、ZOOMでなくYouTube上だったのがオンライン講座初心者には有り難く、楽しんで親子で見させていただきました。ありがとうございました。また、県外からの参加を可能にして下さいまして、重ねて感謝の気持ちでいっぱいです。(親) 知らないことがたくさん出てきたので、色々お勉強になりました。楽しかったので、またやってほしいです。きれいな彩雲をとるの頑張ります!(子供)
  • 荒木先生のお話、お人柄や雲への愛が伝わる内容でとっても面白かったです。 (何度か、画面の前で吹き出してしまいました)小さな子どもがいるのでいつも参加を諦めていましたが、オンラインだと聴講できるのでありがたいです。
  • 盛りだくさんの講義、多くの質問にも丁寧に答えていただき、充実した時間でした。
  • 今回とても楽しみにしていました。YouTubeを計画してくださりありがとうございました。 「雲を愛する技術」書籍本を教科書のようにして観させて頂きました。 三重県生涯学習センターYouTubeチャンネル登録をしました。これからも知らない分野を学べたら嬉しいです。
  • 昨今、気象災害も多く、心配ごととして捉えられがちの内容について身近な事例や写真を交えて説明してもらえて大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • オンライン講座はじめての体験!!今の子どもたちは色々体験できて良いなぁー(会場受講)