みえミュージアムセミナー 斎宮歴史博物館「王朝スポーツ物語~古典文学と日記に見る平安貴族とスポーツ~」の事業報告

開催日
2021年11月5日(金曜日)
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室(三重県総合文化センター内)
開催時間
13時30分から15時00分まで
講師
松田 茜さん(斎宮歴史博物館 学芸普及課)
参加人数
62人
参加費
無料
講師
講師の松田さん

明和町にある斎宮歴史博物館で、2021年10月2日(土曜日)から11月21日(日曜日)まで開催される、特別展「斎宮平安五種競技ー弓・馬・鞠・鷹・相撲ー」にあわせて、講演会と関連パネル展示を三重県生涯学習センターを会場にして開催しました。

***************************

―チラシ文より―

平安時代において、スポーツは当時の人々の遊戯や娯楽であると同時に、年中行事や朝廷の儀式の一部として行われることもありました。
ではその中でも、平安貴族たちは日常的にどのようなスポーツを楽しんでいたのでしょうか?『源氏物語』などの文学作品や当時の貴族の日記から、貴族が愛好した、古(いにしえ)のスポーツをご紹介します。

***************************

平安時代に人々が楽しんだスポーツの中から、蹴鞠・競馬・騎射・小弓・歩射・相撲を紹介していただきました。古典文学の中からスポーツを見てみると、例えば、枕草子で書かれている蹴鞠評は、「さまあしけれど、鞠もをかし」(かっこうは悪いけれども、鞠もおもしろい)と書かれているそうです。講師の松田さんは、「スポーツ」という身近な共通項から平安時代の文化や人々のいとなみに興味を持っていただけると嬉しいと締めくくられました。生涯学習センター1階ロビーでは、関連パネル展示も開催しており、多くの方がご覧になっていました。

全体
講座の様子
展示
パネル展示

参加者の声

  • 平安時代(王朝)のスポーツについてこんなにくわしく学んだのははじめてで、興味をもって聞くことが出来ました。
  • 当時のスポーツの状況がよく分かるお話で、今迄の認識が変わりました。
  • 古代のスポーツというのは、貴族に限られた宮中の営みというイメージが強かったのですが、それ以外の意味があったことがわかりました。