講座ボランティア企画【第78回名盤を聴く ハンス・ホッター特集 】の事業報告

開催日
2021年4月27日(火曜日)
開催場所
三重県文化会館 小ホール
開催時間
13時30分から15時55分まで
講師
梶吉宏さん(三重県文化会館館長)
参加人数
53名
参加費
無料
若き日のホッターの歌唱を鑑賞

三重県文化会館・梶館長の膨大な所蔵よりセレクトされた貴重な音源をわかりやすい解説と共に楽しむ講座「名盤を聴く」、今年度のスタートはドイツのバス・バリトン歌手、ハンス・ホッターの特集でした。一昨年は台風、昨年はコロナで中止となってしまい、やっと開催の日を迎えました。

まず、長島所長よりご来場への感謝が述べられ、「今年度も様々な講座を準備しているので楽しみにしてほしい」と呼びかけがありました。

感染症対策をとり開催しました

プログラム前半では、若い頃の歌唱を鑑賞、[セビリアの理髪師」ドン・バジーリオ役では歌唱とコミカルな演技での豊かな表現力を見ることができました。

プログラムの後半ではホッターの代表曲と言われるシューベルトの歌曲集「冬の旅」全24曲を鑑賞。来場の方より「涙が出た」「学生時代を思い出した」「76分があっという間だった」などの声をいただきました。            厳しい状況の中、たくさんの方に来場いただいたことの感謝が講師より述べられ、この日の講座は終了しました。

  • 講師・梶吉宏館長の解説

  • 長島りょうがん所長のあいさつ
  • 「セビリアの理髪師」のホッター(左)

【プログラム】

シューマン:「二人の擲弾(てきだん)兵」Op.49-1(ハイネ詩)
          ピアノ:ヴァルター・クリーン (1962年)

シューベルト:「音楽に」(1964年)
       「ミューズの子」Op.92-1(ゲーテ詩)(1959年)

ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」第1幕から
      ドン・バジーリオ(ロジーナの音楽教師)のアリア「陰口はそよ風のように」
             指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
                バイエルン国立歌劇場管弦楽団(1959年 ミュンヘン、キュヴィリエ劇場)
                              
ワーグナー:楽劇「ヴァルキューレ」第3幕から
         ヴォータンの別れ「さらば、勇気ある輝かしき子よ」
             指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
                ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1965年 ゾフィエンザール/ウィーン)
                             
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シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D.911(ミュラー詩)
           ピアノ:ジェラルド・ムーア(1954年5月29-30日)
          

   

参加者の声

  • 彼の歌声に改めて魅了された。この企画をありがとうございました。
  • 曲の内容を知って聴くのはとても感慨深いものがありました。いつもありがとうございます。感謝しています。
  • はじめてハンス・ホッターを知りました。詳しい説明と貴重な音源でとてもすばらしい時間でした。コロナ対策も万全で安心して受講することができました。今後も状況を見て開催して欲しい。