みえアカデミックセミナー2004
三重大学公開セミナー
「地震防災について考える」

開催日
2004年7月31日(土曜日)
開催場所
生涯学習センター 視聴覚室
開催時間
13時00分から16時30分まで
講師
大学院工学研究科講師 川口 淳さん
工学部建築学科講師 高田 豊文さん
名誉教授・名古屋女子大学教授 中 祐一郎さん
工学部建築学科教授 畑中 重光さん
参加者数
63名
参加費
無料

13時10分から 講演1 「過去の地震被害と三重県地域における想定地震」
13時50分から 講演2 「住宅の耐震診断と耐震補強」
 <休憩>
14時40分から 講演3 「災害時要援護者の避難対策」
15時20分から 講演4 「地域における地震防災活動」


●● セミナーを終えて ●●

講演1「過去の地震被害と三重県地域における想定地震」。地震が建物に何をもたらすのか、過去の地震と日本における耐震設計の変遷、三重県地域における想定地震について、イラスト・グラフを多用しながら説明していただきました。

講演2「住宅の耐震診断と耐震補強」。多くの木造住宅を抱える三重県でも、耐震性の低い建物への対策が急務となっています。講義では、木造住宅の耐震性能に及ぼす要因、耐震診断の方法、および耐震補強について解説していただきました。

講演3「災害時要援護者の避難対策」。過去の事例から災害弱者の実際、アンケート調査結果から伺い知れる当事者及び福祉施設における防災対策の現状と問題、各地の災害弱者を支える仕組みから、今後の災害弱者支援システムづくりについて考える機会を与えていただきました。

講演4「地域における地震防災活動」。隣近所の多くの人が協力し合い、救助活動に参加して尊い命を守った事例や、初期消火を行い延焼を防止した事例などから、自主防災活動の重要性について再認識する講義となりました。

参加者の声

  • 中身の充実した講義であった。地域防災について自分の町でやっていきたい。自主防災に取り組みたい。
  • 地震に対する備え、防災の知識が深まった。資料も親切で今後利用しやすい。