ファイナルセミナー

■第1部 13:30〜14:50
★講演「生涯学習とボランティア」
★講師 佛教大学 教育学部 教授 白石克己さん
■第2部 15:00〜16:20
★パネルディスカッション「若者が求める生涯学習」
★コーディネーター:佛教大学 教育学部 教授 白石克己さん
★パネラー:名古屋工業大学大学院生 遠藤健司さん
ボランティアグループ「白夜」 元代表 黒瀧一輝さん
佛教大学4年生 堀出雅人さん
田垣内まるごとあそび館 館長 田垣内康夫さん
★参加費 無料
★参加者 155人
約一ヶ月にわたり、県内の高等教育機関が日替わりで特色あるセミナー
を行った「みえアカデミックセミナー」。今年度から締めくくりに、ファイナ
ルセミナーを設けました。講演につづき、第2部では、現役の学生等を
含むパネラーを迎え、パネルディスカッションを行いました。
また、全講座16講座のうち12講座以上受講された29人の方に、
修了証をお渡ししました。
■生涯学習―人に伝えるボランティア−
(現場実習として生涯学習センターを訪れた、三重大学教育学部の学生
がファイナルセミナーの感想を寄せてくれました)
「ボランティアは、最初は自己満足でいいんです」
私がこのセミナーを受講して最も印象に残っているのは、白石先生の
この言葉です。
ボランティアというと、「無償でだれかのためになることをしてあげること」
というイメージが強いため、自分にはとてもできないと思っていました。
しかし、今まで自分がコツコツ頑張ってきた趣味や特技を一歩踏み込ん
で誰かに伝えていくことで、もうそれは一種の生涯学習の指導であること
や、みんなで共に活動することで生涯学習をより楽しいものにできる!と
いうことを、このセミナーを通して学びました。生涯学習企画や地域の
イベントに参加する だけでも、ひとつの生涯学習ボランティア活動や
「つなぐ」ボランティアをしていることになるのです。
また、パネルディスカッションでは、「若者が求める生涯学習」という
テーマのもと、パネラーの皆さんが意見を主張されていました。生涯学習
に積極的にかかわっておられる方ばかりなので、とてもしっかりした意見
を持っていらっしゃって大変刺激を受けましたが、向上心は若者よ
りも
高齢者の方が高いと感じました。色々な地域の企画には、子どもや高齢
者の方が前向きに取り組んでいて、今の日本では、私たち大学生や高校
生=若者の世代の多くが、最も地域イベントを関係ないものと感じている
と思います。生涯学習=かたいものという考えから少し離れ、色々な世代
の人とかかわっていこうという気持ちを持つことが、生涯学習を意識する
第一歩となるのではないかと思います。私自身も該当する年齢であり、
考えさせられる話題だったので、とても勉強になりました。