10月名作映画会「一人息子」の事業報告
三重県視聴覚ライブラリーが所蔵する映像教材の中から、テレビや映画館で上映の機会が少なくなった往年の「名作」を上映し、作品の持つメッセージや芸術性を味わっていただく「名作映画会」を実施しました。
上映前には三重県視聴覚ライブラリー所蔵のなつかしの16ミリフィルム作品「楠の秋まつり」を流しました。
「一人息子」(82分、モノクロ、日本、1936年作品)

早くに夫を亡くしたつねは、一人息子の良助をたった一人で育てあげ、貧しい 生活に耐えながら優秀な息子を大学まで進学させます。しかし、東京で出世しているはずの良助は、夜学の教師となっており、妻子とともに貧しい生活を送ってい ました。
上京したつねは、数年ぶりに会う息子の姿から、厳しい現実を目の当たりにします。
(82分、モノクロ、日本作品)
- 監督:小津 安二郎
- 出演:飯田 蝶子、日守 新一、笠智衆 他
- 作品時間:82分
- 1930年代も2020年代も不変の母子関係は考えさせられました。
- なかなかこういう昔の映画は見る機会が無いので、小津作品ということもあり、とても良かったです。
- 心温まる映画はいつ見てもいいですね。ありがとうございました。