【志摩市共催・第1回目】令和2年度人材育成講座
-子どもの育ちを支える図書館- 第1回「自分で読む」につながる支援に
日本図書館協会認定司書、多気町立勢和図書館司書の林千智さんを講師にお迎えして、志摩市での令和2年度人材育成講座を実施しました。
第1回目は「「自分で読む」につながる支援に」と題して、「本を読む」ということが、子どもたちの想像力やその人生にどれほどの影響を与えるか、図書館司書や学校司書が「読むこと」を通じて子どもたちの育ちをどのように支えていくかについてお話いただきました。
絵本を読むことで、子どもたちの人生に対する肯定感や相手のことを考える力(メタ認知能力)は育っていきます。大人がどういった本を選んだかでその子の未来は変わるため、図書館や司書は今のその子にぴったりあう本を選ぶ責任があり、そのためには自身がたくさんの本を読み、常に知識や理論を学ぶことが大切になります。
また、読み聞かせの場は子どもの社会性を育てる場所でもあります。
コロナ禍で読み聞かせを続けていくことが難しい今だからこそ、生の声に触れる機会を絶やさないようにすることが大切であると語っていただきました。
何故「読む」ことが子どもたちの育ちに大切なのか、今の時代の図書館や司書の役割や責任について学ぶことができた講座でした。
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「本を読むこと」への理解を深めるための参考文献もたくさん紹介していただきました。
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講座の間には、わらべ歌や絵本の読み聞かせ、ストーリーテリングなども披露していただき、受講者の読み聞かせ技術のスキルアップにもつながりました。
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図書館の活動をアピールし、学校や地域での理解者も増やしていくことも大切です。
- 聞く力を自分で読む方へ持っていくことができるいいなあと、小学校高学年に物語を読んであげようと思いました。10月の小学校への読み聞かせにとても参考になりました。
- 本を読むことの本質について考えるきっかけをいただきました。本当に尊いことに携わっていると思いました。
- 知りたかったこと(読み聞かせ)のことのお話が聞け、また具体的な本、読み聞かせやストーリーテリングの実演も見られてとても勉強になりました。
- 「子どもたちに読む」なぜ読むのか、読まなければならないかということを仕事をしながら考えます。自分の思うところは間違っていないと改めて思いました。これからも責任とほこりをもってやっていきたいと思います。