講座ボランティア企画 郷土を歩こう!
【びっくり!関宿発見-はじめての関宿がそこにあるかもしれませんー】の事業報告

開催日
2020年10月13日(火曜日)
開催場所
亀山市関宿
開催時間
9時40分から12時35分まで
講師
服部 吉右衛門亜樹さん(深川屋陸奥大掾第十四代) 浦野 明博さん(関宿「関の山車」 保存会会長)
西川 一巳さん(関宿「関の山車」保存会)
参加費
1000円
参加人数
29名

 旅籠玉屋の虫籠窓(右)と深川屋の庵看板(左)

県内の知っているようで知らないその土地の魅力を地元の方から学ぶ、講座ボランティア企画「郷土を歩こう!」。今回は今でも当時の雰囲気が残されている東海道五十三次の47番目の宿場町、関宿を訪れました。国の重要伝統的建造物群保存地区に三重県で唯一選定されています。この日はあの一休和尚とも縁のある地蔵院[国指定重要文化財(建造物)]や織田信長の三男・信孝の菩提寺として開かれたとされる福蔵寺、江戸時代の宿泊施設の姿を今なお残す旅籠玉屋歴史資料館、そして、昨年オープンした関の山車(やま)会館などを訪れました。

 お囃子の音の中で迫力ある山車を見学できます

まず前半は関宿のまち歩きです。講師の服部さんによると関宿のまちを歩いたり写真を撮ったりする際には江戸時代の日本人の平均身長・150㎝の目線で見ると、その当時を体感できるそうです。旅籠玉屋では服部家にまつわる歴史について、有名な歴史学者の方の解釈も交えた解説に皆さん熱心に耳を傾けていました。

そして後半は、関の山車会館の見学です。限度いっぱいという意味の「関の山」は狭い道いっぱいに大きな山車が通る様子が語源になったと言われています。夏の風物詩「関宿祇園夏まつり」は今年は残念ながら中止となってしまいましたが、保存会の会長でもある浦野さん、そして西川さんの解説に参加者の方も積極的に質問をされていました。参加の方々より「新しい発見があった」「知識をたくさん得ることができた」の声をいただきました。

最後に関宿の代表銘菓(2種)をお土産としてお持ち帰りいただき、この日の講座は終了しました。

  • 福蔵寺
  •  高札場:お上のお達しは高い所から

  •  服部さんによる講義

  •  関見世 吉右衛門から出発

  • 瓦の細部意匠の解説を行う浦野さん

  •  江戸・明治・大正・昭和の建物

参加者の声

  • 初めて訪れた者でも興味深くお話が聞けて楽しかった。
  • どのお話もとても興味深く、もっと関を知りたいと思いました。また来たいと思います。
  • 新しい発見がたくさんあり、びっくり!でした。ありがとうございました。
  • 知らない事沢山聞けてよかったです。天気も最高でした。この様な講座は初めてでしたが又参加したいです。