学校向け文化体験プログラム 
アートな世界へようこそ!「絵を描こう!」

開催日
2020年9月17日(木曜日)
開催時間
10時25分から12時05分まで
開催場所
大紀町立大紀小学校
講師
絵本作家 つつみあれい さん
参加児童数
1・2年生 23名

  

大紀町立大紀小学校1・2年生のみなさんに「絵を描こう!」プログラムをお届けしました。
大紀小学校はこれまでもこの事業を活用していただいていて、昨年は高学年が「和太鼓体験」をしています。今回は低学年の児童に絵本作家つつみあれいさんと出会ってもらいました。

普段は大きくても四つ切サイズの画用紙が教室であつかう最大でしょうが会場には見たこともない大きな紙(1.3m×5m)が用意されています。子どもたちはまず圧倒されています。描けるのかなぁと不安な気持ちを持った子もいたかもしれません。みんなで描いていくよって言われても、共同制作も初めてでしょう。そこで講師先生は、「しりとり」というテーマでチーム(学年)で相談して描くものを決めるよ、はじめは大きな刷毛を使ってぐいぐい描くよ、って子どもたちの心を心配からワクワク感にチェンジさせてくれました。

お互い(2つのチーム)が相手チームの活動を見て、相談をして交代で描きます(カニ→ニンニク)。そして、のびのび描けるようにおわんにポスターカラーを入れて刷毛で描き、やがて、しりとりの5つ目くらいから、刷毛から筆にして、筆からクレヨンにしていきました(画材体験の豊かさ)。つつみ先生の「だいたんから、ちまちま」への自然な変化です。
プログラムには、先生の子どもたちへの案内はあるけれど指示はありません。「おっ、いいじゃん。」という先生の言葉に勇気づけられ、子どもたちは集中し、共同制作なのに自らの絵の世界に入っていきます。「一枚の絵に、お話がいっぱいつまっている」。絵本をめくるように一つ一つの活動が広がり深まっていきました。
〈文化体験コーディネーター 野垣内宗〉

☆プログラムの内容

  1. 2グループに分かれ、「絵しりとり」をしながら交代で「だいたん」に描く
  2. 「ちまちま」と仕上げる
  3. できあがった絵を見て感想と物語を発表
  4. 講師による絵本の読み聞かせ

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • えのぐをてにつけたり、あしにつけてえをかいたりするのははじめてでした。めちゃくちゃでっかいかみに、えのぐでかいたのがたのしかったです。(1年生)
  • こういうたいけんは2回目だけどたのしかったです。オーロラみたいなところに、みずいろをくわえたらかわいくなりました。(2年生)
  • 前々日の説明時から、どんな風に行うのかワクワクしたり、どんな絵を描くのかドキドキしたりしていました。当日はみんないきいきとして集中して描いている姿がとてもステキでした。(先生)