みえミュージアムセミナー皇學館大学佐川記念神道博物館 『日本書紀』に学ぶ 撰上千三百年に寄せての事業報告

開催日
2020年9月10日(木曜日)
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室
開催時間
13時30分から15時00分まで
講師
荊木 美行さん(皇學館大学研究開発推進センター 副センター長)
参加人数
50名
参加費
無料
講師
講師の荊木さん

県内の様々なミュージアムを紹介する『みえミュージアムセミナー』!

今年度は、9月から11月までに三重県生涯学習センターを会場にして、6館のミュージアムがセミナーを行います。

第2回は皇學館大学佐川記念神道博物館です。
「『日本書紀』に学ぶ ―撰上千三百年に寄せて―」と題して皇學館大学研究開発推進センター 副センター長の荊木美行(いばらき よしゆき)さんに講演していただきました。

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―チラシ文より―

今年は、『日本書紀』が完成してから1300年になります。この記念の年に際し、私たち日本人の心の拠りどころともいえる『日本書紀』を見つめ直してはいかがでしょうか? この講座では、『日本書紀』は、いつ誰がなんの目的で編纂したのかを考えるとともに、現在では散佚してみることの出来ない「系図一巻」と「別巻」の謎にも迫ります。

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日本書紀の成り立ちについての説明から始まり、日本書紀に纏わる様々な説や、伊勢神宮が創建された時代について日本書紀から読み取れる考察を語っていただきました。講師の荊木先生は、日本書紀に書いてある内容は現代人から見ると荒唐無稽なことも書いてあるが、歴史書としての一面があることも忘れず日本書紀に親しんでほしいと締めくくられました。
生涯学習センター1階で開催中のパネル展示には、神道博物館の施設紹介や、所蔵資料(一部)の写真付き解説、博物館学芸員課程の実習の様子(写真)などがあり、参加者の皆さんも熱心にご覧になっていました。

全体
講座の様子
パネル展示
パネル展示には神道博物館の施設などについて展示されています

参加者の声

  • 日本書紀がどのような書物なのか、これまで全然知りませんでしたが、今日の説明でよくわかりました。
  • もういちど、日本書紀を勉強したくなりました。
  • 日本には文字がなかったり、年号がなかったり、そういう多くの困難の中で伝えられ、研究されてきた歴史の重みというものが日本書紀の中に詰まっているということが実感できました。