みえミュージアムセミナー 三重県総合博物館 ミエゾウとその時代の事業報告
県内の様々なミュージアムを紹介する『みえミュージアムセミナー』!
今年度は、9月から11月までに三重県生涯学習センターを会場にして、6館のミュージアムがセミナーを行います。
第1回は三重県総合博物館です。
「ミエゾウとその時代」と題して三重県総合博物館の学芸員の中川さんに講演していただきました。
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―チラシ文より―
2011年春、三重県総合博物館の建設工事中、巨大な足跡化石が数十個発見されました。これは、三重県ではじめて化石が見つかったことからミエゾウと名付けられた国内最大の陸生哺乳類がこの場所を歩いていた証拠です。今回は、このミエゾウ、そして350万年前のミエゾウが生息していた当時はどのような環境が広がっていたか、についてお話します。
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講座は、「三重県から産出したミエゾウやアケボノゾウの化石について」「東海層群の調査」「地球規模での気候の変動」の三つのテーマを元に進められました。地層や化石は過去何百万年、何千万年、何億年ものデータがつまったタイムカプセルであり、人類が未来を切り開いていくためのカギというのは、過去の情報を正しく知り、理解していくことではないかとのお話に、受講者の方々も熱心に耳を傾けていました。
三重県生涯学習センター1階では、関連パネル展示も行われており、参加者の方も興味深くご覧になっていました。
- ミエゾウのレプリカの骨の色の違いに隠れている秘密を初めて知りました。次にミエムに行ったらじっくり見たいです。
- 流暢なお話であっという間に時間が過ぎました。地元の数多くの化石とても興味がわきました。もっと地球の話を聴きたかったです。
- 古生代の生きものや地層、気候等についてわかりやすく解説戴き見聞を新たにしました。