2月名作映画会「小原庄助さん」の事業報告
三重県視聴覚ライブラリーが所蔵する映像教材の中から、テレビや映画館で上映の機会が少なくなった往年の「名作」を上映し、作品の持つメッセージや芸術性を味わっていただく「名作映画会」を、上映ボランティアと実施しました。
また、上映前には三重県視聴覚ライブラリー所蔵の16ミリフィルム作品「津と三雲をたずねて
~斉藤拙堂・松浦武四郎~」を流しました。
「小原庄助さん」(1949年/モノクロ/日本作品)
旧家の当主、杉本佐平太は民謡「会津磐梯山」に出てくる道楽者と同じく
朝寝・朝酒・朝湯が大好きで、周囲の人々から「小原庄助さん」と呼ばれていました。
気のいい杉本は、村人からの頼みごとを断り切れず、自分の財産をどんどん分け与え、
ついには支えてくれた妻にも逃げられ、無一文になって村を出ていくことになりますが・・・。
- 監督:清水 宏
- 出演:大河内 傳次郎、風見 章子 他
- 作品時間:91分
- 予想以上におもしろかったです。そこはかとなくユーモアがあって、憎めない佐平太の生き方に考えさせられるところがありました。
- 久しぶりに昔を思い出しました。現在76才。昭和24、25年は小学校に入った時でした。戦争に負け、何もない時代でした。しかし、今から良くなる時代のいぶきを感じておりました。この映画はそれを先取りしています。
- 大河内傳次郎さんは名前しか知らずどんな方か、どんな作品に出演されているのか気になっていたので、今回はとても興味がありました。小原庄助さんも名前しか知らず・・・。モノクロ映画、新鮮でした。