みえミュージアセミナー移動講座 「浮世絵の魅力を再発見!(小俣町会場)の事業報告
第4回みえミュージアムセミナー移動講座の会場は伊勢市立小俣図書館です。パラミタミュージアムの衣斐唯子さんを講師にお迎えして、「浮世絵の魅力を再発見!歌麿が生きた時代を中心に」と題してセミナーを開催しました。
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~チラシ文~
浮世絵と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?浮世絵には美人画・役者絵・風景画など様々なジャンルが、そして私たちが知る以上に多く絵師の存在があります。今回は歌麿を中心に、絵師の紹介を交えながら浮世絵の世界をお楽しみいただきます。
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まずは、浮世絵とは江戸時代に発達した風俗画の一様式であるということや、浮世絵に関する歴史についての説明がありました。その後浮世絵における最も有名な絵師の喜多川歌麿やその他多くの絵師たちの作品をスクリーンに映しながらその特徴などを解説されました。講座では浮世絵は絵師だけでなく彫師や摺師という素晴らしい技術を持った職人がそろって出来上がるものであり、またそれを売り出す版元も浮世絵の流行に重要な役割を担っていたことなどを説明されました。参加者の皆さんは熱心に講師の話に耳を傾けていらっしゃいました。講座終了後には図書館の浮世絵コーナーに寄られたり、関連本を借りられる方の姿も見られました。
- ただ展覧会で見るだけでなく学芸員さんが説明してくれると、絵に対する関心が深まる。一枚の絵でもその中にいろんな意味があることがよくわかる。
- 浮世絵はどういうものか知りたいと思うきっかけができてよかったです。
- すばらしい画をたくさん見せて戴き大変うれしく感じました。正月には皆で百人一首をします。過ぎた歳月、日本の昔を思い浮かべました。長時間衣斐さんの説明に感謝します。