学校向け文化体験プログラム 
音楽に感動!「ピアノの魅力、大発見!!」

開催日
2020年2月6日(木曜日)
開催時間
11時00分から12時30分まで
開催場所
三重県立盲学校
講師
ピアニスト 伊藤亮子さん
参加児童数
9名
プログラムの様子

三重県立盲学校のみなさんに「ピアノの魅力、大発見!」プログラムをお届けしました。この学校からはピアノをじっくり触ったり、いろんな音を聴いたりして子どもたちにピアノの構造を理解させてあげたいという要望があり、このプログラムを実施することになりました。
まずはごあいさつの1曲。ショパン『子犬のワルツ』を聴きました。普段は開けていないピアノの大屋根を開けた力強く軽やかな音に子どもたちは大歓声を上げています。「いつもの音と全然違う!」という声も。

プログラムの様子
これがアクションモデルです。鍵盤を押すとピアノの内部がどのように動くのかがよく分かります。
そして次はピアノの音が出る仕組みを理解します。鍵盤を押したときのピアノの内部の動きが分かる「アクションモデル」をじっくりと触ったり、講師が演奏しているピアノの弦に触れてその振動を感じます。
プログラムの様子
ピアノの下にもぐってピアノ全体が振動していることを感じました。

ピアノは響板を中心にピアノ全体が振動して音を出しています。その響板にオルゴールを置くと小さかった音が大きく教室中に響きました。さらに、先生たちがピアノの周りに集まって響板に向かって「わっ!」と大きな声を発するとその声が響きました。たくさんの実験でピアノの特徴を学びました。

プログラムの様子
後半は講師からのミニコンサートのプレゼント。ベートーヴェン生誕250周年を記念して、ベートーヴェンや同じ時代に生きたモーツァルトの曲を聴きました。モーツァルトの『トルコ行進曲』では曲に合わせて手拍子を打って軽快なリズムを感じました。最後はベートーヴェンの『月光』。夜をイメージするような重厚な曲をじっくりと堪能しました。ピアノの構造も理解し、ピアノの魅力を存分に感じた時間となりました。

☆プログラムの内容

  1. ショパン『子犬のワルツ』
  2. ピアノのふしぎ!?
  3. ベートーヴェンイヤーのミニコンサート

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • ピアノの仕組みが分かるアクションモデルやピアノの中をさわれて発見がありました。
  • ピアノの下にもぐって音を聞いた時はすごい迫力でびっくりしました。
  • 先生がすごくきれいな演奏をしてくださったので嬉しかったです。ピアノで感謝の気持ちを伝えたいと思いました。
  • いつも聴いているピアノの音とはまた違った迫力ある音にとても感動している様子が見られました。ピアノの中も触れてとても勉強になったようでした。(先生)
  • 弦や響板が振動していたのを手で感じとったときは感動しているようだった。(先生)