みえミュージアムセミナー 亀山市歴史博物館「改元~地域とのかかわり~」の事業報告

開催日
2020年1月18日(土曜日)
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室
開催時間
13時30分から15時30分まで
講師
中川 由莉さん(亀山市歴史博物館 学芸員)
参加人数
82名
参加費
無料
講師講師の中川由莉さん

県内の様々なミュージアムを紹介する『みえミュージアムセミナー』!第6回は亀山市歴史博物館です。「改元~地域とのかかわり~」と題して、学芸員の中川由莉さんに講演していただきました。

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―チラシ文よりー
2019年5月1日に「令和」となる改元が行われました。亀山市には「令和」の典拠となった『万葉集』の研究者がいました。彼が著した研究書『万葉集正訓』をひもときながら、新年号の意味を改めて考えます。また、地域に住む人々がどのように改元を知ったのか、改元と地域、特に亀山市の中世から近代までの人々とのかかわりについてご紹介します。

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日本では、「大化」から「令和」まで248の年号が用いられてきました。講師の中川さんは、「年(元)号」についての歴史、「改元」する理由や選定方法について、さらに「令和」の出典となった『万葉集』の歌や、亀山出身と言われる国文学者 山脇萬吉の『万葉集』研究のこと、改元通達の時間差を文書から比べるなど、史料と映像を使ってわかりやすく「年(元)号」について解説されました。
1階の関連展示には、山脇萬吉の万葉集研究の原稿のパネルなどが展示されており、皆さん熱心にご覧になっていました。

講座講座の様子

展示
パネル展示

参加者の声

  • すばらしい講座でした。難しい内容をわかりやすくかみくだいて説明していただきました。久しぶりに古典の授業を受けた気がします。お若いのに見事な解説でした。ありがとうございました。
  • 改元の通達には幕府からの通知であり時間差があったなんて、きょう聞くまで思ってもみなかった。お話はわかりやすくとても良かった。
  • 鈴鹿に住んでいるのですが、亀山にはあまり行く機会もなくこちらの博物館も知りませんでした。いつか行ってみたいと思います。今まで元号の事に関してあまり詳しく知らなかったので年号のうつりかわり、元号の由来などわかってすごく面白かったです。もっと知りたいなぁと思いました。万葉集についても改めて勉強してみたいです。