学校向け文化体験プログラム 関連事業
『文化体験ミーティング』

開催日
2019年12月26日(木曜日)
開催時間
13時00分から17時00分まで
開催場所
三重県文化会館 レセプションルーム
講師
油田晃さん(NPO法人パフォーミングアーツネットワークみえ)、山上和美さん(アナウンサー)
参加者数
23名

三重県内の子どもたちに向けて様々なジャンルの体験授業をお届けしている三重県生涯学習センターの文化体験パートナーシップ活動推進事業(通称:『文化体験プログラム』)。この『文化体験プログラム』で実際に子どもたちに向けて行っている体験授業を学校の先生や子ども向けの参加体験型授業に興味のあるみなさんにも体験していただき、『文化体験プログラム』の活用方法をみなさんと話し合うため、『文化体験ミーティング』を開催しました。

講座の様子

プログラムの体験の前に、演劇プログラム講師の油田晃さんによる緊張をほぐすためのワークショップ(アイスブレイク)を行いました。誕生日をジェスチャーで伝えるゲームから始まり、握手をして手の温度の温かい順に並んだり、頭の上に動物の名前を書いた紙を持ってそれを互いにあて合うゲーム等を行って段々とコミュニケーションを深めていく手法を体験しました。

講座の様子

そして演劇プログラムの体験へ。授業で使用しているプリントを使ってグループで台本を作り、発表を行いました。このプログラムでは仲間と話し合って一つのお芝居をつくっていく過程を味わっていただき、子どもたちのコミュニケーション力や表現力を育てるために「演劇づくり」がどう役立つのかを考えました。

講座の様子

アナウンサーの山上和美さんによる話し方プログラムでは、普段学校で行っている授業のエッセンスを解説を交えて体験しました。声の大きさや伝わり方が口の開け方によってガラッと変わることや、発表する時に話す内容を整理することで伝わり方が全く違うことなど、子どもたちにとっても大人にとっても大切なポイントを学びました。

プログラムの様子

交流会は参加者のみなさんに今日体験したプログラムの感想や質問、『文化体験プログラム』についての質問や要望などを付箋に書いてもらい、講師やセンタースタッフがそれに答える形で行いました。
参加者のみなさんからは今日の体験について「台本づくりをしていくなかで、その人の違った一面が見えることが分かった」「自分の言いたいことを伝えるために必要なことが明確に学べた」などの感想がありました。また、グループワークの手法や特別支援学校でプログラムを行う場合についての質問なども寄せられ活発な意見交換を行うことができました。
さらに『文化体験プログラム』の運営について、私たちセンタースタッフからも参加者のみなさんに質問をさせてもらいました。私たちにとっても『文化体験プログラム』をさらに活用してもらうためのヒントをたくさんいただいた研修会となりました。

講座概要

  1. 『文化体験プログラム』についての説明
  2. アイスブレイク
  3. 演劇プログラムの体験
  4. 話し方プログラムの体験
  5. 交流会

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 「プロが子どもたちと出会う」というのは、本当に大切なことだと思っています。その意味でもこの文化体験プログラムはすばらしいと思います。日々の教育活動のヒントをたくさんいただけたと感じています。
  • いろいろ学びがあり、充実した時間でした。今後また本校でもお願いしたいです。その時はよろしくお願いします。
  • 小学校教員です。普段自分が知っている範囲で教えていますが、我々がアンテナを高くしていろいろ興味を持つことが大切だと思いました。ぜひ学校にかえり職員、子どもに還元できるようにしたい。
  • 楽しかった。この楽しい経験を先生たちや子どもたちに広げていきたい。