かるみーといっしょ♬シリーズ
「ざんねんだけど愛おしい動物たち~おもしろい!進化のふしぎ~」の事業報告
子どもも大人も世代を超えて同じものを学べる講座、かるみーといっしょ♬シリーズの第1回目は「ざんねんだけど愛おしい動物たち~おもしろい!進化のふしぎ~」を開催しました。
子どもたちに大人気の『ざんねんないきもの事典』を監修された動物学者の今泉忠明さんに、書籍の内容を引用しながら進化の過程においてなぜか「ざんねん」な結果になってしまったいきものについてお話しいただきました。
いきものは進化するうえで何か能力を得ると、その一方で何かを失っており、必ずしも強いいきものだけが生き残るというわけではないとご説明されました。
また、動物学者として今も取り組まれている富士山周辺の生態調査のお話では、ドライブレコーダーに映ったテンやニホンカモシカの映像に会場から「お~」という声が上がりました。

最後の質問コーナーでは、「なんでキツネはしつけがなっていないのですか」「スーパーで買ったウズラの卵はかえすことができますか」「どうしてイカに脳みそはないのですか」などたくさんの質問があがりました。
子どもならではの視点から発せられた疑問に、講師はひとつずつ丁寧に回答し、会場は大いに盛り上がりました。
また、講座終了後には個別に「人間が進化するなかでなくしたものはなんですか」といったレベルの高い質問も。講師から「しっぽや盲腸は人間が進化する過程でなくなっていった。コアラはいまでも盲腸があり、2メートルもの長さがある」という答えを聞いて、質問した子どもは満足そうに帰っていきました。

- 知らなかったことがあったのでわかってよかったです。今泉さんは山でネズミをとったり、夜1人で山に行ったりするという話をしていたのですごいなと思いました。しつ問のコーナーでしつ問に全部こたえられるくらい動物にくわしいのがすごいと思いました。(3年生)
- 先生の話を聞きながら、息子は私に解説してくれてすごく息子の成長がうれしかったです。
- 孫が買った『ざんねんないきもの事典』を読み、興味を持ち講座に参加し良かったです。
- 大人でも「へぇー!!そうなんだー!!」と思う事が色々とあり楽しかったです。ありがとうございました。