学校向け文化体験プログラム
ことばを楽しむ「楽しい短歌」
鳥羽市立鳥羽小学校の6年生のみなさんに「楽しい短歌」のプログラムをお届けしました。
まずは短歌について学ぶ前に講師自作の詩『ゆずり葉』を読み、感想を発表しました。そして、その詩を短歌にしたものを読み、短歌とは詩を短くした「短詩形文学」であることを学びました。
後半はいよいよ短歌の創作です。オリジナルの短歌を作るときに大事なのは、書くための手がかりをたくさんメモすること。講師のアドバイスももらいながら、全員が自分の短歌を作ることができました。
できた短歌は筆で清書し、ハンコを押して完成です。自分のお気に入りの一首をとてもていねいに書いている様子がとても印象的でした。
完成した作品は黒板に貼り出し鑑賞しました。友達の作品を読んでみるといろんなものごとへの感じ方の違いも知ることができ、短歌で様々な気持ちや情景が表現できることを楽しく学ぶことができたようです。
プログラムの内容
- 詩『ゆずり葉』を読む
- 『ゆずり葉』を短歌にしたものを読み短詩形文学について考える
- 一部に言葉が入った短歌のワークシートで創作の練習
- 短歌の創作
- 半紙に清書し、色紙に貼り付けて黒板に貼り出し鑑賞する。
- 筆でかいてみると昔の人みたいな感じになりました。今も昔も短歌はその人の心を表しているんだなと思いました。
- 筆で紙に文字をかいたり、友達と自分たちの作った短歌を読み合ったりして楽しかったです。日常生活でのちょっとした幸せを短歌にするのも面白いと思いました。
- 自分で短歌をつくって表現を工夫するのがとても楽しかったです。先生の短歌のきれいな言葉づかいがすごいなと思いました。みんなも一人一人ちがう短歌でおもしろいなと思いました。
- 充実した時間をすごせていました。(先生)
- 授業での短歌づくりでは悩んでいた子が西村先生の授業をうけて、ひらめいたり気持ちを表現したりしていた。(先生)