みえアカデミックセミナー2019
三重短期大学公開セミナー
「新しい相続のしくみ」の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。
毎年7月から8月(2019年度は7月13日から8月17日まで)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、16年目を迎えました。
今後も皆さんに、たくさんの「まなび」をお届けしていきたいと思っています。
第14回目の三重短期大学公開セミナーは、法経科講師 川上 生馬さんを講師にお迎えしました。
- 【講演概要(ホームページ・チラシ紹介文より)】
平成30年7月に相続に関する民法の規定を改正する法律が成立しました。改正によって、配偶者の居住権の保護や遺言制度の見直し、配偶者の親の介護を行った者への一定要件下での金銭請求権の付与などが行われました。本講演では重要な改正点について具体例を用いて解説していきます。
【講演要旨】
1.相続とは?
2.誰が相続することができるのか?
3.どれだけ相続することができるのか?
4.遺言とは?
5.遺言をするにはどうすればいいのか?
6.遺言書には自分の名前がなければ1円も相続できないのか?
7.葬式費用がない!?
8.配偶者の親の介護をしたことを評価してほしい!
9.相続により配偶者が追い出される?
セミナーでは、相続される財産や相続人となるのは誰なのかといった基本的な内容や、遺言書は日付や文面等どのように書くと無効になってしまうのかといった書き方についての具体的な事例を紹介いただきました。
そして、相続についての基本を踏まえた上で、「請求者権」や「配偶者居住権」など今回の相続法の改正のポイントを成立の背景も含めて、例題をもとにわかりやすく説明していただきました。
- 相続のしくみについて詳しく説明して戴き大変参考になりました。有難うございました。
- 相続について知ることができよかった改正にともない民法が改まり、それに対応できるようにしておかなければいけないと思った。
- 我々にとっては相続とはいかに重要か十分説明がありわかりました。
- 私自身にとってとても興味のあるセミナーでした。とても分かり易かったです。今後の私自身の課題としては、いかに家族と遺言に関して話しあえる機会を持つかということが大切だと考えています。
- 川上先生の講義は大変わかりやすく役に立ちました。今後の参考にしたいと思います。