ジョイントセミナー【モクモク手づくりファーム】
「モクモク手づくりファームの未来への挑戦」の事業報告
ジョイントセミナーでは、企業の持っている「学び」を県民のみなさまにお伝えするセミナーを実施しています。
今回は、自ら生産し加工し販売する「6次産業」を実践する新しい農業に挑戦している三重県の「伊賀の里モクモク手づくりファーム」(以下モクモク)代表取締役社長でハム職人の松尾尚之さんを講師にお招きしました。
松尾さんはハム職人として「今までに見たことのないものを作る」という使命をもってドイツのマイスターの元へ修業に行かれました。その後、日本の文化に新しい他国の文化を結びつけることによって、たくさんの新しい商品を生み出しています。
講座の中で、「ボンレスハム」「ソーセージ」「生ハム」の3種類を食べ比べてもらい、違いを実際に体験していただきました。
モクモクではお客さんに自分たちのやっていることを紹介して、価値を知ってもらいたいという思いで体験学習、農業体験をしています。
例えばモクモクで開催している「いちご摘み」体験学習は、食べ放題ではありません。いちごの食べ放題といえば、「料金の元がとれたか」「何個食べたか」ということにみなさん気を取られがちです。そうではなく、自分たちが一生懸命作ったいちごを大事に食べてもらいたい。そのために、まず学習をしてから食べてもらうのです。これは、ただ食べるだけではわからない「いちごづくりのこと」などを伝える食育活動のひとつです。
大切な農業を守り育ててくれる人が増えてほしいという思いから「食育」を行っており、手づくりの体験で、食べ物や農業への興味を抱いてもらえるとうれしい。ということをお話しされました。
- 人気のあるモクモクの社長さんはどんな人なんだろうと思っていましたが、優しい口調でお話されて心地よかったです。ハムの試食もどれもおいしくてよかったです。
- ドイツへの冒険旅行に始まり、食育に貢献する企業に成長していったモクモクのことがとても良くわかりました。
- 6次産業化の先端を行っている今後も楽しみな企業だと思いました。