みえアカデミックセミナー2019
高田短期大学公開セミナー
「 戦後三重の経済・産業小史 」の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。
毎年7月から8月(2019年度は7月13日から8月17日まで)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、16年目を迎えました。
今後も皆さんに、たくさんの「まなび」をお届けしていきたいと思っています。

第9回目の高田短期大学公開セミナーはキャリア育成学科 オフィスワークコース教授 中畑 裕之さんを講師にお迎えしました。
- 【講演概要(ホームページ・チラシ紹介文より)】
第2次世界大戦後の産業復興から高度成長、バブル経済崩壊後の混迷、そして現在に至るまでの、三重県の経済、産業の変化と歩みを、令和の時代が始まる今、振り返りたいと考えます。また、繊維産業の衰退など大きく産業構造が変わる中で、地域の企業がどのように新たな展開を見せたのかなど、事例も交えてお話しします。

【講演要旨】
1.写真で見る70年
2.データから三重県を見るとー全国での位置は「まんなか経済」ー
3.時代と出来事
・戦後復興期(昭和20年から26年)
・基盤整備期(昭和26年から36年)
・高度成長期(昭和36年から48年)
・安定成長期(昭和48年から61年)
・バブル経済から失われた10年(昭和61年から平成14年)
・再生への模索(平成14年以降)
4.歴史を振り返り今を見ると
セミナーでは、過去から現在にかけての三重県の経済・産業における三重県の特徴や歴史について紹介いただきました。当時の日本社会での出来事とその時三重県では何が起こっていたのかという比較についても写真をもとに解説いただきました。そして、生き生きとした幸福な三重県となるために、産業の転換や観光の新たな魅力づくり、若者の増加促進、国際市場の取り込みなど、今後求められるにことについて展望を語られました。


- 時系列的に良くわかって興味深かった。
- 三重の産業の推移が良くわかり楽しく聞かせてもらいました。
- 三重県に住んでいても歴史をふりかえることはあまりなかったので、貴重な機会だと思う。今ある会社などがこの頃できたんだーとみていました。
- 三重の経済産業史がわかりよかった。戦後からのうつり変わりがわかり、これからの産業のことについてもより考える機会ができてよかった。
- 自分が生まれた頃の津市のようすや青年時代に高田短大ができた事など思い出しながら懐かしく聞かせて頂いた。