みえアカデミックセミナー2019
四日市看護医療大学公開セミナー
「 家庭内での子どもの事故予防 」
の事業報告

開催日
2019年7月30日(火曜日)
開催場所
三重県文化会館1階 レセプションルーム
開催時間
13時30分から15時00分まで
講師
四日市看護医療大学 看護学部看護学科 准教授 別所 史子 さん
参加人数
44名
参加費
無料

「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。
毎年7月から8月(2019年度は7月13日から8月17日まで)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、16年目を迎えました。
今後も皆さんに、たくさんの「まなび」をお届けしていきたいと思っています。

四日市看護医療大学看護学部看護学科准教授 別所 史子さん

第8回目四日市看護医療大学公開セミナーは、看護学部看護学科 准教授 別所 史子さんを講師にお迎えしました。

  • 【講演概要(ホームページ・チラシ紹介文より)】
    技術の進歩により便利になった現代社会において、どのような事故が起きているのでしょうか。子どもの成長発達と暮らしの視点から、次代を担う子どもの命と事故予防について皆さんと一緒に考えます。
講演の様子
【講演要旨】
1.子どもの事故に関する調査結果
 ・子どもの不慮の事故による死亡と推移
 ・不慮の事故による年齢層別の死因
 ・不慮の事故による救急搬送と危害程度
 ・事故種別と危害程度
2.子どもに事故が起こりやすい理由
 ・運動発達について
 ・身体バランスと行動特性
 ・年齢(月齢)による事故の特徴
3.生活環境の変化と事故の事例
 ・子どもの製品に関する事故
 ・子どもの事故防止に向けた取り組み

セミナーでは、子どもは日々発達しているので思いもよらない事故が起きる可能性があることや、子どもの年齢によって起きやすい事故の特徴があるため、子どもの成長に合わせた対応が必要であることを説明いただきました。また、子どもが誤って飲み込んでしまうと危険な物の中にはプチトマトなどもあり、食材にも注意が必要なことなど、事故情報に敏感になり、各家庭に合わせた対策を立てて子どもの事故を予防してほしいとお話しいただきました。

会場内では、子どもの事故予防のためのグッズや写真の展示を行いました。
子どもの視野を体験できる工作キットも配布があり、受講生の方も挑戦されていました

参加者の声

  • 初めての孫が1年3カ月経ってやっと歩ける様になりました。早速事故防止について伝えてやりたいと思います。
  • 幼児視野体験メガネや誤飲防止ルーラーが頂けて嬉しくなります。ありがとうございました。
  • 子どもの家庭内事故があることを知ることができてよかった。より大人が気を付けていかなくてはいけないところもまだまだあると感じた。
  • 大変分かりやすい説明でかつ講師先生の経験に裏付けられており、とても良い勉強になった。
  • 将来子供ができたときなどに参考になればと思いました。家の中にもいろいろな危険があってお母さまたちは大変だなあと改めて思いました。どのような事例があるのか情報を知っておくことも大事なことなんだなあ…。