みえアカデミックセミナー2019
近畿大学工業高等専門学校公開セミナー
「 最も身近な存在である「水」を知ろう!! 」
の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。
毎年7月から8月(2019年度は7月13日から8月17日まで)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、16年目を迎えました。
今後も皆さんに、たくさんの「まなび」をお届けしていきたいと思っています。

第7回目の近畿大学工業高等専門学校公開セミナーでは、総合システム工学科 都市環境コース(土木系)講師 安井 宣仁さんを講師にお迎えしました。
- 【講演概要(ホームページ・チラシ紹介文より)】
私たちの生活に「水」という存在は必要不可欠ですが、普段から「水」の重要性を考えて暮らしている方はどの位いるでしょうか?私達は最も身近な存在である「水」についてほとんど知らないと言ってもよいでしょう。そこで本講演では、意外と知らない「水」の基本とその大切さについて、分かり易く解説します。

【講演要旨】
1.水の危機!!
2.日本の水資源
・水資源の地域差は?
・降水量の経年変化は?
・名水百水にみる絶景!!
3.水道水の現状
・水道水ってどうやって作られてるか知ってますか?
・水道水の地域差いろいろ
・データからみる水
・浄水器のあれこれ
4.水といのち・健康
5.ミネラルウォーターとは
6.家庭の水を守る
・川や海を汚す生活排水
・家庭から川や海をきれいに!!
セミナーでは、水にまつわる様々な事柄を紹介していただきました。「水ストレス(安全な水を利用できない状態)」が世界に年々増えてきている現状や、浄水器は本当に安全な水が飲めるの?といった身近な疑問についても説明いただきました。
そして、日本は「水」に恵まれた国であるため、普段何気なく使用してしまっているけれど「水」は有限の資源であること、この講座を通して「水」への知識と興味を持ってもらい、今一度「水」の尊さを考えるきっかけとしてほしいと語られました。


- いろいろな水の話とっても面白かったです。もっと水を大切にしなければと思います。
- 水について今まで疑問に思っていたことが解り、今後自分でも調べてみたいと思います。
- 水という毎日使っているものについての講座なので楽しみに来ました。日本は安全な水が簡単に飲めるけどそれに甘えず環境の維持や水質と悪化させないよう心がけなくてはいけないのだと思いました。水についていろんな方面から勉強できて面白かったです。
- 日本は良質な水に恵まれているということがよくわかりました。大雨が降ったからといってもそれが使えるわけではないことも知り、少しでも水の使い方に気を付けて大事にしたいと思いました。
- とても分かりやすく楽しく聞くことができました。水を通していろいろな生活の仕方について考えることもあり大変勉強になりました。