みえアカデミックセミナー2019
鳥羽商船高等専門学校公開セミナー
講演1：「 古くて新しいセラミックス 」
講演2：「 バズワード(流行りのIT用語)の遡り解説 ―深層学習から過去へ― 」
の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。
毎年7月から8月（2019年度は7月13日から8月17日まで）にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ６大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、16年目を迎えました。
今後も皆さんに、たくさんの「まなび」をお届けしていきたいと思っています。
第6回目の鳥羽商船高等専門学校公開セミナーでは2名の先生を講師にお迎えしました。
講演1では情報機械システム工学科准教授 守山 徹さんに講演していただきました。
- 【講演概要1：（ホームページ・チラシ紹介文より）】
セラミックスは、焼き物の一種であり、お茶碗やお皿をイメージされると思います。しかし、セラミックスは電子機器や自動車などに数多く使用され、我々の生活はセラミックス無しでは成り立たなくなっています。そこで、どの様な高機能を持つセラミックスが存在するか紹介します。
【講演要旨】
・設計とは？
・材料設計
・純度が異なる（焼き物、瀬戸物、アドバンスセラミックス）
・作成方法（焼き物、瀬戸物、アドバンスセラミックス）
・実験方法
・セラミックスの種類
・材料設計で出来ること
・PLセラミックスの発光
・セラミックスの評価
セミナーでは、焼き物や瀬戸物が一般的なイメージとして定着しているセラミックスが、工具や蓄光・蛍光体、人工骨などわたしたちの生活の様々な場所で姿を変えて使用されていることを説明いただきました。一般的に想像されるセラミックスと電子部品などに使用されているセラミックスでは利用用途が大きく異なることや、セラミックスの発展は現代社会において必須となっている現状についても解説していただきました。
講演2では情報機械システム工学科准教授 土田 隼之さんに講演していただきました。
- 【講演概要2：（ホームページ・チラシ紹介文より）】
深層学習、ブロックチェーン、IoTなどIT分野では流行りの技術用語が次々と生み出されます。用語の意味は様々で、根本的に新しい技術だったり、古い技術の組合せで新しい価値を提供する概念だったり、その技術が考案された当時は実用的でなかったけどハードウェアの進歩で有用になった技術だったり。用語の概略を解説します。
【講演要旨】
・アルゴリズムとは
・世の中で使われているアルゴリズム例
・「バズワード」とは
・深層学習（ディープラーニング）
・ビットコイン
・ビックデータ処理
・ビックデータ処理：ツイッター分析
・ビックデータ処理：話題分類（ツイート話題抽出）
・ビックデータ処理：「伊勢」を含むツイートの話題
セミナーでは、どのようなものがバズワード（流行りのIT用語）に含まれるのかということについて、囲碁ソフトなどニュースなどで耳にしたことのある話題を具体例に挙げて、深層学習やビットコイン、ビックデータという代表的な仕組みについて紹介いただきました。近年話題となっているビックデータとは何かについても、どのように利用されているのか、どのようなことができるようになるのかということを実際に活用された例をもとに説明していただきました。
- 二本とも普段あまり触れない内容であり面白かった。
- 最先端の情報、技術に関わる話題があり非常に面白かったです。
- 普段使っているセラミックの作られ方や研究者の方々の深さを少し判ったような～。日常で使う時に先生のセミナーを思い出して感謝の気持ちで‼
- ディープラーニングやビックデータなどよく耳にしても内容がよくわかっていなかったのですが今日のお話でちょっと理解が進みました。良かったです。
- セラミック、これほど先端技術に関わっているとは思わなかった。とても興味深かった。バズワードは面白い話で良かった。
