みえアカデミックセミナー2019
鈴鹿大学短期大学部公開セミナー
「 音楽と人間 ―音楽療法の現場を通して考える― 」
の事業報告

開催日
2019年7月21日(日曜日)
開催場所
三重県文化会館1階 レセプションルーム
開催時間
13時30分から15時15分まで
講師
鈴鹿大学短期大学部 生活コミュニケーション学科 教授 鵜飼 久美子 さん
参加人数
124名
参加費
無料

「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。
毎年7月から8月(2019年度は7月13日から8月17日まで)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、16年目を迎えました。
今後も皆さんに、たくさんの「まなび」をお届けしていきたいと思っています。

 

鈴鹿大学短期大学部生活コミュニケーション学科教授 鵜飼 久美子さん


第5回目鈴鹿大学短期大学部公開セミナーでは、生活コミュニケーション学科教授の鵜飼 久美子さんを講師にお迎えしました。

  • 【講演概要(ホームページ・チラシ紹介文より)】
    音楽には、時として人生を大きく変えてしまうほどの力があります。その音楽の何が、どのような形で、我々人間に影響を及ぼすのか、実際に皆さまと音楽を共にし、また、音楽療法の現場を紹介しながら、考えていきたいと思います。
講演の様子

【講演要旨】
1.夜明けのスキャットの話
2.音楽の起源
3.一緒に楽器を鳴らしてみましょう
4.音楽の機能
5.音楽が人間に与えた実際例
6.音楽療法について
7.賑やかに音楽で締めくくり「炭坑節」

セミナーでは、著名な学者たちの諸説をもとに「自然界にあるリズム」・「社会の構造」・「人間の身体がもっているリズム(生活・睡眠・新陳代謝・食べることなど)」がまとまったものが「音楽」だと説明がありました。
音楽療法の定義や捉え方について、対象となる疾患・障がいの分類や実際の緩和ケアの様子などをもとに、音楽の可能性についても解説いただきました。音楽療法士の仕事は、音楽の力を使って、患者の方のニーズに合わせて心の交流やキャッチボールをよりスムーズに行っていくことだと見解を語られました。

セミナーの中で受講生の皆さんは楽器演奏にも挑戦されました。
賑やかな曲に合わせて受講者の皆さんも楽しそうに音楽の体験をされていました。

参加者の声

  • 音楽は、歌ったり聞いたりする事しか考えなかったけれど、音楽に対する知識が広まり良かったです。ありがとうございました。
  • トーンチャイムが楽しかったです。音楽により心も身体(脳)も豊かになるとよくわかりました。
  • 初めてのトーンチャイム演奏→ハーモニーがとても素敵で感動的でした。知らない人達でも音でひとつになれる、素晴しい体験ができ、楽しく幸せな日になりました♪
  • 音楽療法について学ぶことができ、また さらに勉強したいと思いました。今回は、ありがとうございました。
  • トーンチャイムで心が穏やかになれました。音楽療法に関心があり受講しました。今後も続けていきたいです。