みえアカデミックセミナー2019
三重大学公開セミナー
「三重の環境と国連持続可能な開発目標(SDGs)」
の事業報告

開催日
2019年7月20日(土曜日)
開催場所
三重県文化会館1階 レセプションルーム
開催時間
13時30分から15時45分まで
講師
三重大学 人文学部 教授 朴 恵淑 さん
参加人数
90名
参加費
無料

「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。
毎年7月から8月(2019年度は7月13日から8月17日まで)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、16年目を迎えました。
今後も皆さんに、たくさんの「まなび」をお届けしていきたいと思っています。


三重大学公開セミナー人文学部教授 朴 恵淑 さん


第4回目三重大学公開セミナーでは、人文学部 教授の 朴 恵淑 さんを講師にお迎えしました。

  • 【講演概要(ホームページ・チラシ紹介文より)】
    三重は、四日市公害を克服したノウハウを有しています。国連持続可能な開発目標(SDGs)は、2016年〜2030年までに全世界の行政・企業・学校・NPOとの産官学民の連携による持続可能な社会創出のための国際的な目標です。三重の過去の四日市公害から学び、世界をリードする持続可能な三重創りについて考えます。
講演の様子

【講演要旨】
1. 四日市公害から学ぶ「四日市学」と地球温暖化
2. 国連持続可能な開発目標(UNSDGs)・国連ユネスコ持続可能な開発のための教育(UNESCOESD)・地球温暖化防止パリ協定書(COP21)・伊勢志摩サミット・桑名Jr.サミット・G20
3. Society 5.0 forSDGsとSDGs未来都市
4. Plastics Smartと三重県レジ袋有料化成功事例


セミナーでは、四日市公害の歴史や「四日市公害から学ぶ<四日市学>」という総合環境学として、四日市公害を負の遺産としてばかりではなく正の遺産としてとらえなおし、人間と自然との持続可能な関係とは何かという根本的な命題として考えていくという様々な取り組みについて説明していただきました。
また、世界の環境変化やSDGs(持続可能な開発目標)の意義・目的や日本の取り組みについても紹介いただき、低酸素社会・循環型社会・自然共生社会が成り立つ持続可能な三重県創生戦略の展望を語っていただきました。

三重県の活動や三重県のこれからの可能性について、皆さん熱心に聞いていらっしゃいました。
講演終了後には、講師に個別で質問される受講生の方もみえました。

参加者の声

  • 持続可能な開発目標(SDGs)が大事なことがすごくわかりました。いろんな国の考えかたがありなかなか目標は達成することはむずかしいようだが、それぞれの人たちが少しずつ行動することが大事なのかもしれない。
  • ありがとうございました。私は四日市にすんでいます。環境未来館に行った事もありません。もっと関心を持つべきですね。ぜひ行ってみたいと思いました。
  • 休日にこのような学びの場があるということとても嬉しく思います。同じ課題に関心がある方がたくさんみえることも分かり、大変刺激になりました。
  • SDGsについて学校で学んでいました。三重県が比較的早くレジ袋有料化に取り組んでいたこと、SDGsの取り組みを知れる地域であることを知りました。地域の環境改善や、活性化のためにもSDGsが1つの解決方法になれば良いと思いました。
  • SDGSsについてわかりやすく説明していただいた。