M祭!2019 Mコレ!ミエ・リトル・コレクション!
子どもたちが自分だけの服をつくってM祭!当日にファッションショーを行う3日間のワークショップ『Mコレ!ミエ・リトル・コレクション』を開催しました。
今回のプログラムには皇學館大学教育学部・加藤茂外次教授のゼミのみなさんと、津市を拠点に活動する劇団第七劇場が協力。M祭!本番に向けて、春ごろから打ち合わせを重ねて準備してきました。
今年のテーマは『ふしぎの国のランウェイ』。学生のみなさんは様々な動物の名前がついた「国」の案内人として、お客様である子どもたちが自由に服がつくれるように手助けをします。また、三重県総合文化センターへインターンシップに来ていた津商業高校のみなさんも服づくりのサポートをすることになりました。
1日目
Mコレ!初日。まずは第七劇場の鳴海康平さんによるみんなが仲良くなるためのコミュニケーションワークショップを行いました。子どもたち、大学生、高校生のみなさんが会場内を歩き回り、手をつなぎ、会話を交わすと最初は緊張気味だった子どもたちがどんどん笑顔になっていきました。
午後からはいよいよ衣装づくりです。まずは案内人の学生のみなさんが安全に楽しく服づくりをするためのルールを説明しました。そしてふんだんに用意された素材や絵の具などを使って、服づくりに取り組みました。子どもたちのペースは様々ですがそれぞれ工夫を凝らして、案内人の力も借りながら自分のアイデアを形にしていきました。子どもたちの自由な発想には学生のみなさんも新鮮な驚きを感じていたようです。
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出会ったばかりの子どもたちもすぐに仲良くなっていきました。 -
それぞれの「国」で案内人の大学生が衣装づくりのルールを説明し、サポートしました。 -
衣装づくりは絵の具やたくさんの素材を使って行いました。
2日目
この日は衣装づくりの続きを行いました。早くできた子は帽子やバッグ、アクセサリーなどもつくりました。できあがった衣装や小物を着けてみて、納得いかない部分にはさらに工夫を重ねる子もいました。
この日は最後に同じ「国」のほかの子どもたちがつくった衣装をよく見てお互いにファンレターを贈りあいました。工夫した部分を認めてもらえるととても嬉しかったようです。
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パレードやショーで使うそれぞれの国の旗もつくりました。 -
じっくりと自分たちのつくった服を見てお互いの良い所を見つけ合います。
3日目(M祭!当日)
いよいよM祭!当日です。今回のファッションショーは第七劇場のみなさんが構成・演出・出演するお芝居仕立ての舞台です。子どもたち一人ひとりにもセリフがあるので午前中はしっかりとリハーサルを行いました。そして、お昼にはM祭!の会場を和太鼓の先導とともにパレードし、来場者にファッションショーのチラシを配りました。
そしてファッションショーの開幕です。うさぎを探して旅する人が様々な国をめぐり、それぞれの「国」の子どもたちのファッションショーを観て、言葉を交わしていく夢のような舞台となりました。リハーサルでは緊張していた子どもたちもしっかりと手を振り、声を出して、素敵な笑顔を見せてくれました。カーテンコールでは約100名のお客様から温かい拍手が送られ、ショーの終了後、子どもたちは学生のみなさんとハイタッチして喜びあっていました。自分の想いを表現することのたのしさや仲間を認め合うことの大切さを感じられた3日間となったようです。
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M祭!で盛り上がる会場内を太鼓の音と一緒にパレードしました。 -
それぞれの「国」のみんなでポーズ! -
お客様から温かい拍手が送られると笑顔で応えていました。
☆プログラム内容
1日目:コミュニケーションワークショップ、衣装づくり
2日目:衣装づくりの続き、小物・「国」の旗づくり、ファンレターをおたがいに贈りあう
3日目:リハーサル、館内パレード、ファッションショー
三重県生涯学習センターでは県内の小学校に向けて様々なジャンルの文化芸術体験型授業のコーディネートを行っています。
詳しくは下記のリンクをご参照ください。
- きれいに作れて、みんなに「かわいいね」といわれてうれしかったです。またらいねんも行きたいです。(3年生)
- 本番のとき、すごくきんちょうしたけど楽しくうれしくできた。(3年生)
- またつくりたい。つくったふくをいろんな人にみせるのがたのしみ。(5年生)
- 初日はきんちょうしてあまりしゃべれなかったけど、服作りをはじめてからすぐに仲良くなりました。服をつくっているとすぐにいろいろなアイデアがうかんできました。(5年生)