まなびぃすとセミナー・ナイトみるシル講座
郷土のおばけを知らナイト!~三重の名所のうらばなし~の事業報告
まなびぃすとセミナー ナイトみるシル講座「郷土のおばけを知らナイト!~三重の名所のうらばなし~」を開催しました。
三重県内に実在する名所にまつわる怖い話や不思議な民話を取り上げ、解説を交えながら進行しました。
案内人の榎村さんは、誰しも自分の後頭部を見ることができないことを例に挙げ、見えないところで何が起きているのか想像すること、ただ怖がるのではなく、楽しむ気持ちを持って怪談に接することで新たな発見があることをお話しされました。
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民話語りこもの菊「二つ池の龍」
伊勢の松尾観音寺の「龍神伝説」にまつわるお話を語っていただきました。お寺が燃えるシーンでは、絶妙な語りで会場を一気に物語の世界へ引き込みました。 -
民話語りこもの菊「顔なし地蔵」
東員町でいまも大切にされている「顔なし地蔵」に伝わる不思議な民話をお話しされました。やさしい語り口で、慈悲深いお地蔵様が目に浮かぶようでした。 -
榎村寛之さん「幽霊の片袖」
津市の普門寺に伝わる「幽霊の片袖伝説」をご紹介いただいたあと、落語の「片袖」から着想を得た創作怪談を披露されました。

山上和美さん「たかぼっさん」「幽霊がまげた線路」
講座後半にはスペシャルゲストとしてフリーアナウンサーの山上和美さんがご登壇。受講者は、プロによるしっとりとした声で紡がれる民話の世界を堪能しました。
客席前方にはござを敷き、子どもたちを中心に息遣いまで聞こえる距離で民話を鑑賞しました。
- こわかったりたのしかったりしました。また見に行きたいです。よるなのでこわさがましました。この話を聞いて、よるお茶をのみに行けるかな。しんぱい。(こども)
- 夜のお話会。子どもにとっても特別感があって良かったです。お話しに親子でひきこまれました。
- お話をしてもらってから、スライドで実際の写真を見ることができて、とても良かったです。もっとたくさんお話聞きたいと思いました。ありがとうございました。
- 目に見える世界がすべてではない。自分の頭のうしろで行っていることは知らない世界、そんな身近でおこっていることばかりでなく、ちょっとちがう世界に目をむけるっていうのもいいなって思いました。昔から語りつがれていることに、きっといろんな意味や学びがあるんだと感じました。とっても貴重な素敵な時間をありがとうございます。