皇學館大学連携協定事業
(三重県生涯学習センター×皇學館大学×南伊勢町)
「道行竈(みちゆくがま)」の酒造り ~竈方の誇りと文化を伝承するための新たな挑戦~
 の事業報告

開催日
2019年6月16日(日曜日)
開催場所
三重県生涯学習センター3階(三重県総合文化センター) まなびぃ場情報コーナー「みるシル」
講師
千田 良仁さん(皇學館大学 現代日本社会学部 教授)
参加人数
100名
共催
皇學館大学 南伊勢町
参加費
無料

三重県生涯学習センター・皇學館大学・南伊勢町の連携事業として、過疎化が進む地区、道行竈で始まった「酒造り」プロジェクトから地域の活性化を考える講演会を開催しました。

 

講師の皇學館大学現代日本社会学部千田良仁教授より、最初に南伊勢町竈方地域と道行竈の歴史・由来の説明がありました。およそ800年前に平家の子孫が移り住み、竈で塩を焼いて生計を立てていたそうです。
現在の道行竈は、高齢化が進む限界集落となり、人手不足から耕作放棄地が増え、相互扶助も難しい状況です。
しかし、先祖から受け継いだ道行の農地や山林といった地域の資源と文化を守りたいとの地域住民からの声に、南伊勢町と皇學館大学が締結した包括連携協定の取り組みの一環として、地域住民と学生が耕作放棄地を活用して酒米を作り、地域ブランドとしての日本酒の製造販売を行うプロジェクトがスタート、年内の販売を予定しているそうです。

後半は対談形式で、酒造りプロジェクトに携わる、チーム道行竈の3名の方にそれぞれ、酒造りや道行竈への想い、これからの取り組みについてお話しいただきました。

参加者の声

  • 道行竈の取り組みは今日の日本の限界集落のひとつの見本のように思います。つながりの連鎖のお話しに感動しました。
  • 地元住民の生の声を聴かせていただいたことが良かった。講演会の構成が素晴らしい!
  • お酒造りを通して、地元の人、大学が協力して地域おこしをしていく具体例を聞けて良かった。
  • 身近な地元の話でしたが、初めて知る話を聞けて良かったのと、このような取り組みが進んでいるのを嬉しく思いました。