学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「狂言体験」
津市立西が丘小学校の皆さんに「狂言」体験プログラムをお届けしました!
修学旅行に合わせ、伝統芸能について調べてきたという6年生の皆さん。山伏の格好で登場した講師を、興味津々なまなざしで見つめています。
舞台に施された工夫や扇子の使い方、講師が身に着けている山伏の衣装の解説や、能と狂言の感情表現の違いについてお話を聞いた後、『柿山伏』を鑑賞しました。
プログラム後半には『附子』を鑑賞。
「壺の中身は猛毒だから近づいてはならない」という主人の言いつけを破った太郎冠者と次郎冠者は、中身が本当は水飴であると分かり、すっかり食べつくしてしまいます。
壺の中身をあばく場面から、主人に怒られないよう策をめぐらす場面まで、随所にちりばめられたコミカルな動きに子どもたちからは笑い声が漏れ聞こえてきました。
最後の感想発表では、映像資料では分からない狂言師の声の響きや、教科書で習った『柿山伏』との台詞の違いといった気づきが伝えられました。
☆プログラムの内容
- 狂言についてのお話
- 『柿山伏』の鑑賞
- 『附子』の鑑賞
- 笑いの体験
- 感想発表
- それぞれの狂言によって見どころやおもしろさがあって楽しかった。狂言は昔から人々に親しまれていることが分かった。なので、これからも伝統文化が残るといいと感じた。
- 狂言での「泣く」や「笑う」の表現のしかたがよくわかりました。とくに附子はその表現が使われていて、そのほかにも「茶碗をこわす音」や「掛け軸を破る音」もおもしろかったです。
- 私はバスケを習っています。森さんが大きな声で「ハイ」といわなきゃ相手に伝わらないといってくれたおかげで、私もコーチに大きな声で「ハイ」といえました。森さん私に自信をくれてありがとうございました。これからもコーチに「ハイ」といえるようにがんばります。
- 柿山伏も附子も狂言のおもしろさがとてもよく感じられました。(先生)