学校向け文化体験プログラム 
音楽に感動!『弦楽器の楽しさを体験しよう!』

開催日
2018年12月4日(火曜日)
開催時間
10時から11時45分まで
開催場所
三重県立盲学校
講師
日本弦楽指導者協会三重県支部 小池京子さん ほか
参加児童数
4年生から6年生まで 9名
プログラムの様子

三重県立盲学校のみなさんに弦楽器のプログラムをお届けしました。
あいさつの後、さっそくエルガー『愛の挨拶』の演奏を聴きます。音楽室でプロの演奏家の奏でる美しい音色に子どもたちはとても驚いている様子。続く『チャルダッシュ』も「はやい!」「すごい!」などと大きな声を上げています!
楽器紹介の場面では本物のヴァイオリンをさわって、各部の名称や特徴などを学びます。松脂を塗る前と後の弓にもふれ、出る音の違いにも子どもたちはびっくりしているようでした。さらに音楽室にあったチェロやコントラバスにもさわって、大きさの違い、音の違いを感じました。

プログラムの様子

『白鳥』や『アイネクライネナハトムジーク』などの演奏を鑑賞したら、ついにヴァイオリンの演奏体験です。まずは弓の代わりに鉛筆で持ち方の練習。そして実際にヴァイオリンを持って演奏に挑戦です。
演奏するのは『メリーさんの羊』。一人ひとりの子ども達を講師や先生たちがサポートしながら、弦を押さえること、弓を引くこと、ひとつひとつにじっくりと取り組みました。何度も練習したら、講師の伴奏に合わせてみんなで合奏。すてきな『メリーさんの羊』が演奏できました。
最後は講師陣から子どもたちに『きらきら星変奏曲』の演奏のプレゼント。演奏が終わると子どもたちからは大きな拍手と歓声があがり、音楽の楽しさを存分に感じているようでした。

☆プログラム内容

  1. 「愛の挨拶」鑑賞、挨拶・メンバー紹介、「チャルダッシュ」鑑賞
  2. ヴァイオリン・弓の説明、「メヌエット」鑑賞
  3. ヴィオラ・チェロの説明、「白鳥」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の鑑賞
  4. 弓の持ち方練習、課題曲「メリーさんの羊」練習(グループごと)
  5. 発表会
  6. 「きらきら星変奏曲」鑑賞、感想を発表

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • ヴァイオリンやチェロ、ビオラで弾いてもらった音楽はとっても素敵で、ウキウキして身体でリズムをとっていました。ヴァイオリンを見たとき、思わず抱きしめてしまうほど気に入りました。音楽を聴くのが大好きだけど、こうやって自分で音を出すのもいいなと思いました。
  • ヴァイオリンは小さくて軽かったです。チェロは少し大きくて重かったです。コントラバスはとても大きくて、うずまきまで手が届きませんでした。「メリーさんのひつじ」の演奏は、音を出すのが大変でしたが、みんなで演奏するのが楽しかった。
  • 楽しかったことはヴァイオリンで曲を演奏したことです。ゆっくりと弓を動かすと音が出て「すごい!」と思いました。今度はチェロも弾いてみたいです。
  • 感想の通り、どの子も楽しめていた。弾くときは真剣な表情もみられた。(先生)