講座ボランティア企画【第68回名盤を聴く 津が生んだ世界的テノール歌手 山路芳久特集 第3弾~没後30年を記念して~】の事業報告
3回目を迎える山路芳久特集。講座ボランティアの方々の大きな力によって実現した講座です。
亡くなる2年前に演じられた歌劇《愛の妙薬》を中心に今回のプログラムは構成されました。講師・梶館長よりプロフィール解説の後、歌劇《愛の妙薬》を鑑賞。いきいきとした表情、響き渡る美声に圧倒され、あっという間に時間は過ぎました。会場には、ご家族や同級生の方々もお越しになっており、在りし日の山路さんの姿に思いを馳せているようでした。鑑賞後、山路さんのご家族の方からは「弟がそこにいるような気がした」恩師・稲葉さんは「常に勉強している人だった。色々な歌手の《愛の妙薬》ネモリーノ役を見ているが、歌を聴かせようという点に重きを置いているが、山路くんは本当にネモリーノの気持ちになって歌っていた。彼を超える自然なネモリーノを見たことがない」と感極まって話され、会場からもすすり泣く声が聞こえました。
ロビーでは山路さんが出演されたコンサートや歌劇のプログラムの展示、CDの販売も行われました。参加の方々からは「山路さんに会えました」「感動しました」などの感想がありました。
今回、新しい試みとして開演前に当センターの長島所長より携帯電話に関するマナーについて短いお話がありました。その結果、1度も着信音が鳴らずに、鑑賞を終えることができました。皆様ご協力どうもありがとうございました。

◆プログラム◆
歌劇《愛の妙薬》L’elisir d’amore (1986年収録)
- 何度聞いても山路芳久さんは素晴らしい。日本の宝。楽人の英雄。
- やはりあまりのすばらしさに涙が出ました。
- 聴く度に感動します。山路さんのような優秀な方が早世されて残念至極であります。
- 小学校・高校と同級生で一緒でした。いろいろ思い出し懐かしく思い偉大な友人を持って本当にうれしく思います。感動しました。