学校向け文化体験プログラム
三重県総合博物館MieMu『三葉虫を調べよう』
鈴鹿市立井田川小学校6年生のみなさんに「三葉虫を調べよう」プログラムをお届けしました。
このプログラムでは三葉虫について、本物の化石を観察しながら講師との対話を通じてその特徴や暮らし方について考えます。子どもたちは3~4名のグループに分かれて取り組みました。
まずは小さな三葉虫の化石を全員に配り、画用紙にスケッチをします。じっくりとよく観察してスケッチし、気づいたことや不思議に思ったこともメモしていきます。
そしてみんなの前で発表。「身体の横に線が入っている」「このふくらみは何なんだろう?」などの意見が出ました。そして三葉虫の身体の特徴について考えを深めました。
今度は三葉虫はどんな生き物に似ているか、グループで意見を出し合います。ダンゴムシ、カブトガニなどの他にもトンボやサソリなどたくさんの意見が出ました。答えを確かめると子どもたちが挙げた生き物の多くが三葉虫の仲間であることがわかりました。
さらにそこから三葉虫はどこで生きていたのか?どんなふうに身を守っていたのか?などについて話し合いながら考えていきました。
授業の終盤、三葉虫の大きな化石を見て、どうやって体を大きくしていったのかという質問に「脱皮!」と答える子どもたち。どうやって三葉虫が脱皮していたのかを想像し、講師と一緒にみんなで三葉虫ダンスをおどり、教室はあたたかな笑いに包まれました。化石に注目しながらみんなでたくさん話し合い、考えることの楽しさを存分に味わったプログラムとなりました。
☆プログラム内容
- 三葉虫化石のスケッチ
- スケッチでわかったこと、疑問点をグループでまとめ発表する。
- 講師からの問いかけ、グループワーク
- より大きな化石の観察
- まとめ
- 三葉虫の授業で印象に残ったのは「目」のお話です。私たちの班は六角形がたくさん集まった目ではないかと予想しました。でも、他の班の答えはとってもおもしろくてすごいなと思いました。答えはちがったけれど、たくさん考えられていい体験になりました。
- 三葉虫は天てきから身を守るためにいろんな進化をしたんだなぁーと思いました。この出前じゅぎょうがうけれてよかったです。
- ぜつめつしたものが、現代にも化石としてのこっているのはすごいと思いました。
- 理科の学習に合わせたので興味をもってとりくめていました。(先生)