学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「狂言体験」
四日市市立笹川西小学校6年生のみなさんに「狂言体験」の授業をお届けしました。
狂言を鑑賞する前に、あいさつや一度決めたらくじけずにやりとげることの大切さを講師がお話しました。
舞台の鏡板に描かれた「老松」は、当時中学3年生だったお弟子さんが1カ月以上かけて描き上げ講師へ贈った作品と聞き、子どもたちからは驚きの声が上がりました。
「柿山伏」の鑑賞では、演者の声の大きさ、所作や表情、舞台の使い方など、迫力ある舞台を間近で鑑賞しました。
鑑賞の後は、グループに分かれて「小舞」に挑戦しました。
扇子の持ち方や指先の角度、足の運び方など、講師の姿を見ながら練習します。見学の時間にも小舞を練習する子もおり、優雅な舞を披露してくれました。
授業の最後の質疑応答の時間にはたくさんの手が上がりました。
「台詞を忘れたりしない?」「舞台の大きさは?」「畑主・山伏(※「柿山伏」の登場人物たち)の声を見習いたい!」など、たくさんの質問や感想を、授業の最初に講師から教わった通りの大きな声で発表してくれました。
普段はなかなか体験することのない伝統芸能。子どもたちは積極的に授業に参加し、たくさんのことを学んだ授業でした。
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先生と一緒に「笑い」を体験。先生たちの雄姿に、子どもたちからは歓声があがりました。 -
実際に舞台でも使われている面・扇子を見学しました。 -
「柿山伏」の一場面を体験。とびそうな!とびそうな!のかけ声の中、山伏となって鬘桶(かずらおけ)からジャンプ!
プログラムの内容
- あいさつ・狂言についてのお話
- 「柿山伏」の鑑賞
- 面・扇子の鑑賞
- 3グループに分かれて「小舞」の体験
- 質疑応答
- 声が大きいとはく力があるので、しゃべる度に心に、ドーン!ドーン!としみわたっていきました。
- 小舞を体験したとき、「見たときはすごく簡単にみえたけど、体験してみるとすごく難しい」と思いました。
- 最初に見た柿山伏では、初めて生で見て、その声量や表現のしかたにとてもびっくりしました。
- ぼくはとくに大きな声をだすということが心にのこりました。大きな声で言うとみんないやなきぶんじゃなくなるということがわかりました。
- 伝統芸能に対する真剣な姿勢に尊敬の念をおぼえた。(先生)