学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「狂言体験」
松阪市立幸小学校6年生のみなさんに、「狂言体験」のプログラムをお届けしました。
授業はあいさつの大切さや、狂言と能の表現の違いなど伝統芸能についてのお話から始まりました。狂言の一息で笑う笑い方も披露され、狂言って実はおもしろいもの?と、狂言についての理解がぐっと深まりました。
「柿山伏」の鑑賞では、山伏が柿を食べる場面やカラスの鳴き真似をする場面で、子どもたちからは笑い声が起こります。目の前で演じられる「山伏」や「畑主」の表情やその所作から生の舞台の迫力をしっかり感じていました。
後半の体験部分では、代表の4名が狂言の装束をまとい、狂言「柿山伏」の一幕と「いろは」を演じました。実際に衣装を身に着け、すこし照れながらも立派に演じることができました。
「柿山伏」の鑑賞、講師の家に代々伝わる面や煌びやかな扇子の見学、そして実際の衣装を着けての狂言体験など、600年続く伝統芸能がぐっと身近に感じられた一日でした。
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「柿山伏」を鑑賞。目の前でみる狂言にどんどん引き込まれていきます。 -
こちらは「柿山伏」の一場面。 -
面を鑑賞中。面の目の部分は細く、ほとんど前や足元が見えないことを教えてもらいました。
プログラムの内容
- あいさつの大切さ、狂言・能についてのお話
- 「柿山伏」鑑賞
- 面・扇子・衣装などの鑑賞
- 衣装・セリフ体験
- みんな終わってからあの柿を食べるシーンをまねしていて友だちのまねがスゴク似ていてみんなびっくりしていました。
- 勉強やスポーツでも、何でも一度決めたたら最後までやりぬくこと、あきらめない・くじけないことの大切さを教えていただき、ありがとうございました。
- 面や着物は、百年、二百年ものと聞いてびっくりしました。これだけ受け継がれているのは、それだけ日本とって大切なすばらしい文化だからだと思いました。
- 伝統芸能だけでなく、日本の古き良き考え方も子どもたちに伝えてもらい、とても貴重な経験となった。(先生)