みえアカデミックセミナー2018 移動講座(菰野町会場)
鈴鹿工業高等専門学校公開セミナー 
「 まずは人工知能(AI)について知りましょう 」
の事業報告

開催日
2018年11月10日(土曜日)
開催場所
菰野町庁舎4階 (〒510-1292 三重郡菰野町大字潤田1250番地)
開催時間
14時00分から15時40分まで
講師
鈴鹿工業高等専門学校 電子情報工学科 教授 田添 丈博 さん
参加者数
15名
参加費
無料

毎年度夏に県内の高等教育機関と連携し、三重県総合文化センターで開催している公開セミナー「みえアカデミックセミナー」。秋からは、更に各市町が加わり「みえアカデミックセミナー移動講座」として出張講座を開催しています。今年度は、熊野市、菰野町、伊勢市、紀北町、伊賀市、御浜町の6市町での開催です。

みえアカデミックセミナー2018移動講座(全6回)の第2回目は、鈴鹿工業高等専門学校・菰野町教育委員会と共催して菰野町の会場にて開催しました。

鈴鹿工業高等専門学校 電子情報工学科 教授 田添 丈博 さん

鈴鹿工業高等専門学校 電子情報工学科 教授 田添 丈博さんを講師にお招きし、現在の人工知能が置かれている状況について、核となるディープラーニングやロボット等の話題も含めて説明していただくとともに、今後社会でどのような影響がでてくるのかについて講演いただきました。

まず、人工知能とは何かについて、世間と専門家の「人工知能」の定義の違いや、実は専門家でも「人工知能」について様々な見解があり、明確に定義づけられない点について解説されました。
また、「人工知能」の開発において画期的な役割を果たした「ディープラーニング」について、開発の歴史や天気と地域の関係という身近な例をもとに「ディープラーニング」の特徴を分かりやすく説明していただきました。

人工知能のレベルについて「単純な制御プログラム」、「古典的な人工知能」、「機械学習を取り入れた人工知能」、「ディープラーニングを取り入れた人工知能」のそれぞれの特徴や可能な作業の違いについても紹介されました。
そして、人工知能の発達に伴う、私たちの生活の影響について近い将来なくなると考えられる職業や新しく生み出される可能性のある職業についても説明され、「人工知能」は前例がない事や全体を俯瞰する事は苦手であり、人間の言わない部分を察する能力が必要とされる「対人コミュケーション」が必要な職業」は今後もなくなる確率は低いとおっしゃられました。
そして、現在の日本における人工知能発達の課題についても説明され、受講生の皆さんと今後の人工知能のかかわり方について思いをはせながら、この日講演は終了となりました。

  • 講演の様子1

  • 講演の様子2

  • 質疑応答の様子

参加者の声

  • 人工知能及び第三次AIブームについての理解をより深めることができた。
  • 人工(AI)は、入力に応じて適切な出力することがAIの本質であると云う点で安心した。
  • 財務、法務等の基礎ベースのあるものはAIは可であるが、メンタル面でのAIは遠いであろうとのことで安心した。