みえミュージアムセミナー 巡る!朝日町歴史博物館「萬古焼のふるさとあさひを巡る」の事業報告
四日市萬古焼の歴史は、桑名の豪商・沼波弄山が江戸時代に小向村(現在の朝日町)で窯を開いたことに始まります。
今年は弄山生誕300年の年にあたり、三重県内でもさまざまな催しが行われています。
今回の巡る!ミュージアムセミナーでは、窯跡から近くにある、朝日町歴史博物館の学芸員・竹内弘光さんを講師にお迎えし、博物館で開催中の企画展「再考!萬古焼」企画展の解説&見学と朝日町の史跡巡りに出かけました。
企画展では、美しい色絵の書かれた萬古焼や、弄山のあとに萬古焼を再興させた森有節についての資料も多くありました。小向神社に奉納されたもの、萬古焼を制作する際に使う木型なども展示されており、それぞれに竹内さんが丁寧に説明をされました。
次に、朝日町内の史跡散策では、窯跡のほかにも、小向に生まれて江戸で活躍した国学者の橘守部生誕の地やその橘守部が祀られている小向神社、大正5年に建てられた旧朝日村役場の朝日町資料館、登録有形文化財の朝日小学校の円形校舎、桑名藩ゆかりのお寺「浄泉坊」など、さまざまな史跡を巡りました。
朝日町を訪れるのは初めてという参加者の方も多く、みなさん竹内さんの説明を聞きながら、熱心に見学されていました。
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【行程】
企画展見学→古萬古窯跡→有節萬古窯跡→解散
(オプショナルツアー)
小向神社→朝日町資料館→朝日小学校円形校舎→橘守部生誕地遺跡→浄泉坊→朝日町歴史博物館
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- 自分がイメージした萬古焼とちがいきれいな色が使用されていて、知識のなさを実感しました。いろんな文化財もみれて楽しく過ごさせていただきました。
- 朝日町で生まれました。同町の歴史を学べて満足しています。講師の詳しくやさしい解説に感謝します。
- 萬古焼といえば土鍋のイメージしかありませんでしたが、今回の詳しい説明で又知識豊富となりありがとうございました。