学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「狂言体験」

開催日
2018年11月9日(金曜日)
開催時間
13時45分から15時25分まで
開催場所
桑名市立藤が丘小学校
講師
三重県能楽連盟 森 浩一さん ほか2名
参加児童数
6年生 50名
狂言の笑い プログラムは「笑い」の体験から幕を開けました。

桑名市立藤が丘小学校6年生の皆さんに「狂言」プログラムをお届けしました!

能と狂言の違いや舞台上にある柱や松についての解説があった後、目の前で演じられた「柿山伏」。子どもたちは山伏の柿を食べるリアルな仕草や、畑主と山伏の攻防に興味津々の様子でした。

3歳から狂言を続けてきたという講師からは、狂言の魅力だけでなく、くじけないこと・挑戦し続けることなど、気持ちの面でも熱いメッセージが送られました。

柿山伏の鑑賞 目の前で演じられる「柿山伏」は迫力満点!

扇子の解説 色彩豊かな扇子から季節を感じられます。
小舞の練習 「盃」というおめでたい小舞に挑戦。

面をつける子ども さまざまな表情の面を着けてみます。

☆プログラム内容

  1. 狂言についてのお話(扇子の使い方/4本の柱について/3本の松について)
  2. 『柿山伏』の鑑賞
  3. 小舞・謡の体験
  4. 質疑応答

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 狂言は正直よく知らなかったけど、この狂言の授業をうけて、遠近感など細かいところまで工夫してあってすごいなと思いました。最初、森さんに初めて会って「こんにちは」と言ったとき、「もっと大きな声で」や「相手が自分のことをなんとも思っていないと思われないようにあいさつをしてください」なんて言われると思っていなくて、でも実際その話を聞いたときほんとにそうだなと思いました。そして、狂言が始まった時、あんなに大きな声を出すなんて思わなくて一瞬びっくりしたけど、すごくはくりょくがあって、どんどん目にしみついてきて実際にその出来事がおこっている場所にいるようでした。短い時間だったけどすごく楽しかったです。
  • 狂言の講座を受ける前に6年2組は「柿山伏」を読みました。難しい言葉と変わった読み方が多かったので、皆読むのにつまっていました。私も音読したのですがスラスラと言うことができず、つい棒読みになってしまいました。私が想像していたのより、狂言は面白く、奥が深かったです。自分で読むのにはよく分からなかった笑いが、すごくよく伝わってきました。
  • 「柿山伏」では迫力ある演技に目をうばわれていたと思います。独特の言い回しがよく分かったようでした。初めて目にする子ばかりだったので、狂言や舞の話や体験がとてもよかったと話していました。(先生)