みえアカデミックセミナー2018 三重県立看護大学公開セミナー
「 こころの元気を守る!自分でできる、考え方の工夫 」の事業報告

開催日
2018年8月7日(火曜日)
開催場所
三重県文化会館1階 レセプションルーム
開催時間
13時30分から14時30分まで
講師
三重県立看護大学 看護学部 准教授 木戸 芳史 さん
参加人数
76名
参加費
無料

「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。毎年7月~8月(2018年度は7月14日~8月23日)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、15年目を迎えました。
これからも皆さまに、たくさんの「学び」をお届けしていきたいと思います!


三重県立看護大学 看護学部 准教授 木戸 芳史 さん

第9回目は三重県立看護大学看護学部 准教授 木戸 芳史 さんを講師にお迎えし、ストレスから「こころ」の元気を守り、こころと身体を健やかに保てるようになる、日々の生活に役立てる知識として、認知行動療法に基づくセルフケア(自分自身で取り組む方法)について、ワークショップ形式をとりながらお話しいただきました。

「うつ病」についてまずお話しいただき、「抑うつ気分」「抑うつ状態」「うつ病」がそれぞれどんな状態なのかについて違いをご説明いただきました。その上で、「うつ病」は決して「自分には関係がない」ことではなく、ちょっとした「認知のゆがみ」がうつ病を引き起こす大きな要因になり得ると語られました。

認知のゆがみは自分の考え方のクセによるところが大きく、なかなか自分で気が付きにくいと説明があり、こころのしくみを理解する「こころスキャン」についてご紹介いただきました。「できごと」に対しての私達の「きもち」「考え」「行動」「からだ」がどのように関係していくのかについてワークシートを使用しながら受講生の皆さんは参加型で学んでいきました。先生は、元気アップ行動プランを作ることに挑戦してみてほしいと話され、ストレスの悪循環から抜け出すためには、考え方と行動の柔軟性が大切だと語られました。

  • ワークショップに挑戦

  • 各テーブルを回って先生が受講生の皆さんから意見を聞いていらっしゃいました

  • 講座の様子

参加者の声

  • ひさしぶりにワークに参加し、考え方を整理をすることによって気持ちが変わることを教えてもらいました。きもち―考え方―からだ―行動を考えてストレスを解消しようと思います。
  • まず資料をみて今回はちょっと違うなとワクワク感と共に、グループワークという不安もあった。Aさんの例を決めるのですごく悩んでいただいたそうですが、今回の講座にはピッタリだったと思います。家族との関係についても、このように考え方を変えてケンカせずにうまく(仲良く)やっていけるように努めていきたいと思います。ありがとうございました。木戸先生のお話とてもわかりやすくてとても良かったです。またお話聞きたいです。
  • 体験スタイルの講座は大変良いと思いました。刺激を受けました。
  • ためになる講座でした。自分の考えパターンをまず知ることからはじめます。
  • ポジティブ思考でいきます‼