みえアカデミックセミナー2018 皇學館大学公開セミナー
「 西郷隆盛の教え~政治・時代・事業・人生~ 」の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。毎年7月~8月(2018年度は7月14日~8月23日)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、15年目を迎えました。
これからも皆さまに、たくさんの「学び」をお届けしていきたいと思います!

第8回目の皇學館大学公開セミナーでは、文学部 国史学科教授 松浦 光修さんを講師にお迎えし、著書を遺さなかった西郷隆盛の言葉を記録した『南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)』について、作成に至るまでのドラマや、本の中に記された中からとっておきの名言を選んでいただき、西郷の「政治」「時代」「事業」「人生について」の考え方や向き合い方などについてお話しいただきました。
2018年の大河ドラマの主人公としても有名な西郷隆盛について、まず西郷が活躍した幕末の国際状況について説明していただき、そこから西南戦争を経て『南洲翁遺訓』が出版されるまでの歴史の流れを教えていただきました。
現代語訳にされた本文を読み上げられ、西郷の真意やどういった意図があったのかなど、分かりやすく、時に熱く語っていただきました。現代にも通じる言葉の数々に受講生の皆さんも頷いたり、メモを取られたりしながら聞いていらっしゃいました。特に西郷が大事にした「敬天愛人」という言葉については、どのような過程で生まれた言葉なのか詳しく解説がありました。
最後に「良く生きようとせず正しく生きろ」という西郷の教えを紹介され、この日のセミナーは終了しました。
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本のご紹介もしていただきました。 -
現代語訳された『南洲翁遺訓』を読んでみました。 -
セミナーの様子
- 今日のお話は大変分かりやすく、成程とうなずける事も多々あった。自分も自分の生き方に自信をもって生きていきたいと思う。
- 「南洲翁遺訓」が伝えようとしていた内容を知ることができ、大変よかったです。
- 興味のある話を非常にわかりやすくユーモアも交えてしていただいた。
- ますます西郷隆盛のファンになりました。
- 歴史から自分たちの生き方を考えるという貴重な時間をもつことができました。