みえミュージアムセミナー鈴鹿市考古博物館「三重の埴輪の楽しみ方」の事業報告

開催日
2018年9月5日(水曜日)
開催場所
三重県生涯学習センター3階 まなびぃ場情報コーナー「みるシル」
開催時間
13時30分から15時00分
講師
吉田 真由美さん(鈴鹿市考古博物館 学芸員)
参加人数
57人
参加費
無料
 吉田講師

鈴鹿市考古博物館で開催中(2018714日から930日まで)の鈴鹿市考古博物館開館20周年特別展、三重県埋蔵文化財センター第37回三重県埋蔵文化財展「三重のはにわ大集合」を企画担当された学芸員の吉田真由美さんに、三重の埴輪の楽しみ方についてお話していただきました。

まずは、基本的知識として「埴輪とは何か?」「埴輪の始まり」「埴輪の種類」について説明されました。
その後、三重県の埴輪について、現在三重県内の出土古墳遺跡は県史では140となっているが、実際は150を超えることや、形象埴輪として「家形」「器財」「人物」「動物」などの形があり、屋根の形などは現代の日本家屋と変わらない形をしていることなども解説されました。

全体 セミナーの様子

また、松阪の宝塚1号墳出土・重要文化財である船形埴輪や上野遺跡出土・家形埴輪の珍しい埴輪棺、鈴鹿寺谷17号墳出土・巫女埴輪の衣服に描かれた『鹿』の模様など、三重県の埴輪のココがすごい!ところも紹介されました。

さらに、学芸員さんならではの展示のこだわりについて、写真撮影の様子や、今回は子どもたちにも見てもらえるように工夫したことなど、苦労したエピソードなども交えながらお話しいただきました。会場内では図録の販売が行われ、これまでの鈴鹿市考古博物館の特別展の図録もあり、興味深く手に取られるお客様もありました。

生涯学習センターの1階エントランスでは関連パネル展示(8月26日から9月11日まで)も開催されており、夏休み期間中には子どもさんたちも多く見学されていました。

図録販売
展示

参加者の声

  • 埴輪は、松阪や奈良で見たことがありましたが今日のお話で詳しいことがわかって理解が深まりました。
  • 埴輪のことが良くわかった。また展示に伴うエピソードも興味深かった。
  • 鈴鹿市考古博物館へ行ったことがありませんが9月中に是非このはにわ展鑑賞したいと思います。