みえアカデミックセミナー2018 近畿大学工業高等専門学校公開セミナー
「 AI(人工知能)で変わる?私たちの仕事や暮らし 」の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。毎年7月~8月(2018年度は7月14日~8月23日)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、15年目を迎えました。
これからも皆さまに、たくさんの「学び」をお届けしていきたいと思います!

准教授 岩佐 英彦 さん
第6回目の近畿大学工業高等専門学校公開セミナーでは、総合システム工学科制御情報コース 准教授 岩佐 英彦さんを講師にお迎えし、近年目にする機会の多い「AI(人工知能)」という言葉について、どのようなものであるのかということや、今後普及していく社会の中でどのように活用され、どのようにかかわっていけば良いのかについて、分かりやすく講演いただきました。
AI開発の歴史から始まり、過去何度もとん挫しながらも現在の人工知能の研究につながっていった過程をお話しいただきました。
AIの仕組みについても、分かりやすく解説され、「深層学習」によって飛躍的にAIの能力が向上した点にも触れられました。AIが出来ること・出来ないことについても、最近流行している「AIスピーカー」を例に出されて、どう活用していくのが便利なのかについて解説されました。AIが今後人間を超え得るのかということについては分からないが、AIの弱みが人間の強みであること、AIとの共存とは即ち「人間が人間の得意なことに特化する」ことだと説明されました。
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セミナーの様子 -
人工知能についての目からウロコの情報がたくさん -
台風直後でしたが、皆さん熱心に聞かれていました。
- 人工知能は恐いものと思っていた。まだまだ成長するのだろうが使い方によるということが分かった。
- AIは進歩が著しく将来が楽しみです。
- AIって何?ということがよくわかったように思います。
- AIをどう使っていくかを考えることができて良かった。
- ユーモアのある例えで楽しい講座でした。