みえアカデミックセミナー2018 鈴鹿工業高等専門学校公開セミナー
「 バイオフィルムの抑制と利用について 」の事業報告

開催日
2018年7月14日(土曜日)
開催場所
三重県文化会館1階 レセプションルーム
開催時間
13時30分から14時35分まで
講師
鈴鹿工業高等専門学校 材料工学科 講師 幸後 健 さん
参加人数
59名
参加費
無料

「みえアカデミックセミナー」は県内の大学・短大・高専・放送大学を含めた高等教育機関との連携で生まれた公開セミナーです。毎年7月~8月(2018年度は7月14日~8月23日)にかけて、三重県総合文化センターを会場に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生に、ご専門の研究内容をわかりやすくお話ししていただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」から既に20年を超え、「みえアカデミックセミナー」としては、15年目を迎えました。
これからも皆さまに、たくさんの「学び」をお届けしていきたいと思います!


鈴鹿工業高等専門学校 材料工学科 講師 幸後 健さん

第1回目の鈴鹿工業高等専門学校公開セミナーでは、材料工学科 講師 幸後 健さんを講師にお迎えし、「バイオフィルム(微生物・細菌が作り出す粘着性の膜状物質)」について、その特性や現在取り組んでいる研究内容などについて講演していただきました。

まず初めに、ご専門の材料工学について、「材料」とはそもそも何なのか、「材料」が私たちの暮らしにどんな風に役立ち、生活や未来を支えているのかということを、スマートフォンやテフロン加工のフライパンなどを例に、わかりやすくお話しくださいました。

あまり見慣れない・聞きなれない「バイオフィルム」という物質が、実は歯垢や排水溝などの水回りのヌルヌルした部分、納豆のことであるなど、いかに私たちの身近にある物質であることの説明がました。
「バイオフィルム」はさまざまな悪影響を与える反面、その特性を利用・抑制することで、私たちの生活に役立つ優れた「材料」にもなるそうです。

  • セミナー全体風景

  • 講座内容

  • 終了後の個別質問時間

参加者の声

  • バイオフィルムという言葉を初めて知り生活様式の中で利用されている事にびっくりしました。テフロン加工のフライパン、ディスプレイ等非常に参考になり楽しい講座でした。
  • バイオフィルムについて初めて聞きましたが、研究テーマとしてすばらしいと思います。色々なことが活用出来るものと感心しました。
  • 先生の話が面白く時間が早くたった。取つきにくい話だと思っていたバイオフィルムの事興味深く聞けた。
  • バイオフィルムとは何かを知りたくて参加しました。バイオフィルムが排水溝のやっかいもの、太陽光発電にとってもやっかいものと知り、驚きました。有効利用のできるものでもあるとのこと、色々な形で研究が進むと良いなあと思いました。
  • とても興味深く、聴かせて頂きました。今後とも生活に密着したテーマでお話を伺いたいです。ありがとうございました。