M祭!2018 Mコレ!~ミエ・リトル・コレクション!~
子どもたちがオリジナルの衣装をつくってM祭!当日に発表する3日間のワークショップ『Mコレ!~ミエ・リトル・コレクション~』を開催しました。
三重大学教育学部美術教育コースの学生のみなさん、劇団第七劇場のみなさん、インターンシップの津商業高校のみなさんの協力のもと、このプログラムに参加した32名の子どもたちは衣装のデザイナーとしてそれぞれの「工場」(チーム)でたくさんの素材を使って、誰も見たことのない衣装をつくりあげました。そして、M祭!当日には子どもたち自身がモデルになって会場内のいろんなところでファッションショーを行いました。
8月3日
初日、少し緊張した面持ちで会場に集まった子どもたち。しかし、第七劇場の鳴海康平さんによるコミュニケーションワークショップが始まると表情がやわらかになり、はじめて出会う子どもたち同士がすぐに仲良くなっていきました。
午後からは4人一組のチームに分かれてそれぞれの「工場」で衣装をつくります。大学生がチームのリーダーとなって子どもたちの衣装づくりをサポートしますが、あくまでも主役は子どもたち。絵の具やたくさんの素材を使って自分の思い描いたデザインの服をつくります。
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まずは緊張をほぐして仲良くなるためのワークショップ
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「工場」のルールをリーダーが説明します。
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子どもたち1人ひとりがデザイナー。子どものアイデアを大切に学生のみなさんが衣装づくりをサポートしました。
8月4日
この日は衣装づくりの続きを行いました。衣装が完成した子は帽子や腕輪などで全身をコーディネート。その後、子どもたちはお互いがつくった服の良いところを見つけメッセージを送り合いました。そして明日の発表に向けてファッションショーの練習を行いました。
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衣装につけたり、小物をつくったりするための素材をさがす子どもたち。 -
同じ「工場」のメンバーがつくった衣装の良いところをカードにして送り合いました。 -
発表の練習風景。少し緊張気味の子もいますが、さっそくオリジナルのポーズをきめる子も。
8月5日 M祭!本番
いよいよM祭!本番。これまではデザイナーだった子どもたちが今日はモデルです。夏空の下、三重県総合文化センターの広場や三重県総合博物館MieMuでファッションショーを行いました。子どもたちが手を振りながらランウェイを歩き、パラソルの下でポーズをきめると会場内のお客さんからあたたかい拍手が送られました。
最後のショーはインスタレーションの藍染めハンカチが翻る知識の広場で「しいたけダンス」のみなさんとコラボ。このプログラムに参加してくれた子どもたち、サポートしてくれた学生のみなさん、インターンシップの高校生が全員で「しいたけポーズ」をきめ、"子どもとアートのお祭り"M祭!のラストを飾りました。


☆プログラム内容
1日目:コミュニケーションワークショップ、衣装づくり
2日目:衣装づくりの続き、メッセージカード作成、ショーの練習
3日目:写真撮影、三重県総合文化センター・三重県総合博物館MieMuの広場などでファッションショー
三重県生涯学習センターでは県内の小学校に向けて様々なジャンルの文化芸術体験型授業のコーディネートを行っています。
詳しくは下記のリンクをご参照ください。
Mコレ!写真展示
Mコレ!に参加した子どもたちがデザインした衣装の写真を子どもたちのメッセージを添えて、三重県生涯学習センター3階みるシルにて9月2日(日曜日)まで展示します。子どもたちのアイデアがたくさんつまった作品の数々をぜひご覧ください!
展示期間:2018年9月2日(日曜日)まで
展示場所:三重県生涯学習センター3階 みるシル
- 初めて会った子とすごく仲良くなれて、すごくうれしかったです!自分の気にいった服ができてサイコーでした。(5年生)
- 自分の考えた服が本当になってうれしかった。またきたい。(5年生)
- ファッションショーはきんちょうしたけれどたのしかった。とてもたのしかったのでまたやるときもきたいです。(4年生)
- 自分だけのすてきな服ができました!(3年生)
- 自分でいしょうをつくるけいけんをはじめてしたので、すごくたのしかったです。また、やりたいです。(2年生)