ナイトみるシル講座「郷土のおばけを知らナイト!~三重の民話あれこれ~」 事業報告

開催日
2018年8月17日(金曜日)
開催時間
18時30分から20時00分
開催場所
まなびぃ場情報コーナー「みるシル」(三重県生涯学習センター3階)
案内人
榎村 寛之さん(斎宮歴史博物館 学芸普及課 課長)
出演
民話語り こもの菊、久居おはなしの会 かたつむり、陽だまり
参加人数
100名
参加費
無料
榎村案内人のとびきり怖い話 

昨年より始まった夜間開催のナイトみるシル講座 第2弾。
今回は三重県に伝わる民話の中から「郷土の怪談」にスポットを当て、県内で活動する語り部・読み聞かせの団体にご出演いただきました。案内人として、斎宮歴史博物館の榎村寛之さんをお招きし、民話から読み取れる本当の怖さや、三重の怪談研究にまつわる話などを解説していただきました。

講座の最後には、案内人の榎村さん自らとっておきの民話をご紹介。参加者はじわっと怖くなる話に背筋を寒くしつつ、帰路につきました。

  

  • 民話語りこもの菊 【民話語り こもの菊】

    菰野町を中心に20年にわたり、民話の語り部活動をしている団体。「子育て幽霊」、「のろうのろう」という北勢エリアのお話を披露していただきました。
    素語り形式での臨場感あふれるお話しに、参加者はグッと世界観に引き込まれました。
  • 久居おはなしの会かたつむり 【久居おはなしの会 かたつむり】

    津市久居にある久居ふるさと文学館を拠点として読み聞かせの活動をしている団体。津市に伝わる「あこぎ平治」、松阪市に伝わる「ほたるやかた」の2本を披露。
    「ほたるやかた」はブラックシアターという手法で語られ、ブラックライトに照らされたイラストが幻想的な光景として浮かび上がりました。
  • 陽だまり 【陽だまり】

    伊勢市にて主に高齢者支援活動に取り組んでいる団体。小俣町に伝わる民話や伝説を題材にした「河童と狐」という紙芝居を読み聞かせしていただきました。
    現代にも、私たちの身近な場所に不思議な存在がいるのではないかと感じるお話でした。

うそ八百鬼夜行

会場へ向かう廊下には、「うそ八百鬼夜行」と題し子どもたちが描いたオリジナル妖怪のイラストを集めた展示を行いました。迫力ある力作から、クスリと笑ってしまうユニークな妖怪まで、子どもたちの豊かな想像力を楽しみつつ、参加者はお気に入りの一枚を見つけている様子でした。

参加者の声

  • これらの話を聞くとみのまわりにおばけがいそうなきがした。おもしろいおばけや、こわいおばけ、会うならおもしろいおばけがいいです。
  • おばけは、こわかったです。カッパはこわい。いろいろなおばけいがいることをしった。
  • ひとり語りがとてもよかったです。遠野の語りを聞いたことがありますが、趣がありすてきでした。“三重の”というところがよかったです。また、やってください。
  • 語りや紙芝居がとてもおもしろかった。榎村案内人がすごくおもしろくてとてもこわい話でインパクトがあった。
  • 知っている話でも生で聞くと違いますね。ブラックパネルシアターのホタルが神秘的で、すばらしかったです。たくさん出てきた時は、パネル以上にスケールがありました。