みえアカデミックセミナー2018 オープニング
山本 博文講演会
「福沢諭吉の明治維新」の事業報告

開催日
2018年7月7日(土曜日)
開催場所
三重県文化会館 中ホール
時間
14時00分から15時30分まで
講師
東京大学 教授 山本 博文さん
参加人数
562名
参加費
無料

毎夏、恒例の「みえアカデミックセミナー」に先駆けて、今年度のオープニング講演会では、Eテレ「知恵泉」でもお馴染みの東京大学教授 山本博文さんをお迎えして、「福沢諭吉の明治維新」と題し、ご講演いただきました。

東京大学 教授 山本博文さん

後に「学問の神様」と呼ばれる福沢諭吉という人物の生涯について、中津藩の下級武士の家に生まれたことや、蘭学を学んだ後に幕臣となった経緯、慶應義塾を開設したこと、また、明治という時代になり新政府の要請を断って、教育と啓蒙に専念したのは何故だったのかについて語っていただきました。
福沢諭吉と関係のあった勝海舟や榎本武揚とのエピソードについても、当時の文献を参考にしながら軽妙にお話しいただき、会場の皆さんも興味深そうに聴いていらっしゃいました。
激動と呼ばれた幕末から明治時代を、「学問」で乗り切ろうとした福沢諭吉の新たな魅力と、従来とはまた違った幕末維新史について学んだ講演会でした。

パワーポイントの映像を用いながら、講演いただきました
講演の様子

講演中は手話通訳の方にもご協力をいただきました
サイン会の様子



  • ロビーにて県内高等教育機関15校の展示を行いました




  • ロビーにて書籍販売も行いました

  • サイン会にはたくさんの方にご参加いただきました

山本博文先生の事前インタビュー記事(Mnews vol.122掲載)はこちら

参加者の声

  • とても興味深く聞かせて頂きました。江戸末期からの混迷ぶり(体制の考え方や人々の考え)が講義の中で鮮明に感じることが出来、歴史がさらに興味深くなりました。有難うございました。
  • 福沢諭吉の明治維新の状況を史実に基づき、おもしろおかしく説明いただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • 明治時代に入り、大家として知られる以前の福沢諭吉について知ることができ、大変おもしろかったです。
  • 諭吉と勝の関係そして諭吉と榎本との関係については非常に面白く感じました。
  • 明治維新を福沢諭吉を通しての角度から考えることができた。
  • 諭吉の新しい一面を知ったような気分になりました。非常に楽しく拝聴しました。